30日、台風18号は日本の南を北東に進んでいます。今後、さらに北東に進み、本州へ直接の影響はなさそうですが、太平洋側沿岸部では波が高くなりますので、ご注意ください。10月も台風シーズンが続きます。今一度台風への備えを見直しておくようにしてください。

●台風18号の動向は?

強い台風第18号は、30日午前6時現在、日本の南にあって、北東へ毎時30kmで進んでいます。中心気圧は975hPa、中心付近の最大風速は35m/sです。

この台風は、このまま東よりに進み、あす10月1日午前6時には八丈島の南南東約340kmに達し、3日には日本の東に達する見込みです。5日には日本のはるか東に達するでしょう。今後、本州付近への直接の影響はない見込みです。ただ、太平洋側沿岸部では波が高くなりますので、海のレジャーはご注意ください。

●10月も台風シーズン続く 過去には甚大な被害も

9月は日本の南の海上で対流活動が活発になり、9月だけで、合計7個の台風が次々と発生しました。10月も台風シーズンが続きます。10月の台風発生数は平年で3.4個となっています。

秋は、太平洋高気圧の勢力が弱まり、本州付近まで偏西風が南下してくるため、スピードを上げながら、本州付近を通過していくことが多くなっています。

2019年10月には、台風19号が、大型で強い勢力を保ったまま伊豆半島に上陸しました。静岡県や関東甲信越や東北で記録的な大雨となり、甚大な被害をもたらしました。

まだまだ台風シーズンが続きますので、台風への備えを今一度確認しておくようにしてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士