今月上旬は、明け方の空で「火星」と「土星」が接近して見られます。あす10日の明け方の天気や観測ポイントをまとめました。日曜日の朝、少し早起きして、空を見上げてみるとよさそうです。

●火星は「赤」 土星は「白」

今月上旬は東~南東の空で明け方頃に、火星と土星が接近して見られます。最も接近したのは4月5日頃でしたが、まだ2つの惑星が接近しているので、夜明け前の空を彩ってくれそうです。
2つの星の見分け方ですが、火星は赤みがかっていて、土星は白く光るのが特徴です。惑星同士が近づく際は、明るさに差が出ることが多いですが、今回はどちらの星も同じくらいの明るさで接近します。

●あす10日の明け方 絶好の観測日和

あす10日の明け方の天気ですが、北海道のオホーツク海側で雲が増えるほかは、ほぼ全国的に晴れる予想です。広い範囲で絶好の天体観測日和となるでしょう。
観測する際のポイントですが、東~南東の空が開けた場所がおすすめです(一段と明るい金星があるので、その少し南側です)。時間は日の出の少し前です(あすの日の出は、札幌市5:02、東京都心5:16、福岡市5:55などとなっています)。
日中は汗ばむくらいの所も増えてきましたが、明け方はまだまだ冷え込む所があります。星空を見る際は、上着を着るなど暖かくしてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士