この先の2週間は、今週は本州から沖縄で晴れる日が多く、寒の戻りから春本番さながらの陽気へ。北海道は小刻みな天気と気温の変化。その後、春の雨の日が多い予想。花粉飛散数が、九州から関東だけでなく、北陸や東北などでもレベルアップ。

●前半 10日から16日 春本番の暖かさ 北国は雪どけに注意を

沖縄では、高気圧に覆われて晴れる日が多い見込みですが週明けは前線の影響で雲の広がることがあるでしょう。
九州から関東と東北南部では、12日土曜日頃までは高気圧に覆われて晴れる日が多い見込みですが、週が明けると低気圧や前線の影響で曇りや雨の所が多くなるでしょう。
東北北部と北海道は、高気圧に覆われて晴れる日がありますが長くは続かずに、低気圧と前線の影響で曇りや雨または雪の日が多いでしょう。15日から16日は、低気圧の発達の度合いによっては、荒れた天気になるおそれがあります。

気温は、沖縄と九州から関東と東北南部では、日曜日から続いた寒の戻りから、一気に春本番のような陽気になる所が多い予想です。東京都心の週末には、ことし初めての20℃が予想される日があります。
東北北部と北海道は、春の陽気になる日がありますが、気温の変化は小刻みで、「小さな春が来たかな」と思えば、「やっぱり、まだ冬」と感じさせる日が繰り返すでしょう。

●後半 17日から22日 暑さ寒さ隣り合わせの春分の日

天気は2日から3日くらいの周期で変わる所が多いでしょう。
北海道や東北、北陸では、雨ではなく雪の降る日がある見込みです。穏やかに晴れる日は少なくなりそうです。
関東から九州、沖縄でも、晴れの日は長続きしないでしょう。こちらの各地も短い周期で雨が降る見込みです。
春のお彼岸のお墓参りを予定されている方は、少し前倒しの計画をされるとよいかもしれません。
気温は、沖縄では25℃以上の夏日になることもありますが、九州から本州各地と北海道では、この時期としては低めの日があるなど、前半の陽気から一歩後退するかもしれません。

●花粉シーズン 帰宅時の対策ポイントは3つ

外出から帰ってきたら、ポイントは3つ。実は、新型コロナ対策に通じるものが、ほとんどです。
① うがいと手洗いをしましょう。
② 洗顔をして花粉を落としましょう。
眼の周りや鼻先の周囲についてきた花粉を洗い落とすほか、衣服や髪の毛にも花粉が付着するので、しっかりと玄関先で払い落し、ゆっくりシャンプーをするのも効果的です。
③ 窓は、ちょっと開くだけ
花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると大量の花粉が室内に流入します。花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験結果もあります。新型コロナウイルス感染予防のため、換気をする機会が多いかと思いますが、窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをすることで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。
床やカーテンなどに花粉が多数付着している可能性がありますので、こまめに掃除をし、カーテンは定期的に洗濯をするとよいでしょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士