きょう(1日)は湿った空気や上空の強い寒気の影響で、北陸を中心に大気の状態が非常に不安定となっています。落雷や竜巻などの突風、ひょうにご注意ください。

●あす2日明け方にかけ 激しい現象に注意

きょう(1日)午後1時頃のtenki.jp「雷レーダー」を見ると、北陸付近の海上でカミナリ雲が発生しています。
このあとあすにかけて、北陸地方の上空にさらに強い寒気(上空約5500メートル付近に氷点下33℃以下)が入るため、陸地でもカミナリ雲が発生しやすくなります。落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにご注意ください。

●竜巻の前兆

竜巻が発生しやすい気象状況になると、気象庁は「竜巻注意情報」を発表して、注意を呼びかけます。また、「雷注意報」が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」とコメントする場合も、竜巻が発生しやすくなります。ただ、屋外にいる時など、「竜巻注意情報」や「雷注意報」の情報を得ることができない場合もあります。竜巻が発生するのは「発達した積乱雲の下」ですので、普段から、積乱雲が近づく前触れを覚えておきましょう。
①真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる。
②ゴロゴロという雷の音が聞こえたり、雷の光が見えたりする。
③ヒヤッとした冷たい風が吹く。
また、大粒の雨が降りだしたり、ひょうが降りだしたりします。ただ、竜巻の前に、これらの前触れが必ず発生するとは限りませんし、ハッキリしない場合もあります。少しでも異変を感じたら、早めの避難が必要です。

情報提供元: tenki.jp日直予報士