きょう19日の17時41分頃から「きぼう」/国際宇宙ステーション(ISS)を見られるチャンスです。時刻や観測のポイント、天気をまとめました。

●見られる地域や時刻は?

上の図は「きぼう」が見え始める時刻と最大仰角(最接近)時の方角です。北海道は17時43分頃から、東北から近畿は17時41分頃から観測のチャンスがあります。見え始めから見え終わりまでは、4分から6分程度です。
国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設。「きぼう」はその中の日本実験棟の名前です。ISSはサッカー場くらいの大きさで、条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。
明るい星のような光が、飛行機よりも速めのスピードで、流れて行くように見えます。望遠鏡などを使うと、視野が限定されてしまい、見逃す可能性がありますので、肉眼で探すと良いでしょう。スマートフォンなどで動画の撮影もオススメです。光がスーッと動いていく様子をとらえることもできます。

●各地の天気は?

きょう19日の夕方は、北海道は晴れる所が多く、きぼうを観測するのに良いでしょう。東北の日本海側から北陸は雪が降り、あいにくの天気です。東北の太平洋側や関東、東海、近畿はおおむね晴れて、きぼうを見られるチャンスです。是非、空を見上げてみてください。日が沈むと、一段と冷え込みますので、寒さ対策を万全にして観測してください。
一方、中国、四国、九州、沖縄は、最大仰角が10°未満で、晴れる所も見えにくいでしょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士