東京都心や大阪市では、10月の日照時間の合計が、平年10月の120%以上になりました。向こう1か月の日照時間は、北日本や東日本の太平洋側で平年並みか少ないでしょう。

●東京都心や大阪市 10月の日照時間の合計 平年10月の120%以上

10月は、本州付近は高気圧に覆われやすく、日差しが届いた日が多くなりました。
10月の日照時間の合計は、東京都心163.0時間、大阪市203.1時間で、いずれも、平年10月の120%以上になりました。東京都心で10月に日照時間合計が150時間以上になるのは、2015年の181.3時間以来、6年ぶりです。大阪市で10月に日照時間合計が200時間以上になるのは、2015年の231.2時間以来、6年ぶりです。

●向こう1か月の日照時間 北日本や東日本の太平洋側で平年並みか少ない

気象庁が10月28日に発表した1か月予報によると、この先、11月29日にかけて、北日本の日本海側は寒気の影響を受けにくく、日照時間は平年並みか多い見込みです。北日本と東日本の太平洋側は気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすく、日照時間は平年並みか少ないでしょう。東日本の日本海側や西日本では日照時間は、ほぼ平年並みの見込みです。沖縄・奄美は湿った空気や気圧の谷の影響を受けにくく、日照時間は平年並みか多いでしょう。
北日本や東日本の太平洋側では、すっきり晴れる日が例年より少ない可能性があります。布団干しなどは、週間天気などをチェックし、日差しが届く日を有効にご活用ください。
北日本:北海道、東北
東日本:北陸、関東、東海
西日本:近畿、中国、四国、九州

情報提供元: tenki.jp日直予報士