先週末、仙台市内の桜は堅いつぼみから緑の花芽をのぞかせ始めました。今年の桜前線は全国的に速いペースで進んでいますが、東北でも統計開始以来最も早い開花の所がありそうです。

●桜 開花予想

●桜 満開予想

18日、日本気象協会は「2021年桜開花予想(第6回)」を発表。福島・宮城県内では前回の予想より開花が1日~2日早まりました。
開花予想日は福島市は3月26日と統計開始以来最も早く咲くでしょう。仙台市は同28日の予想で、統計開始以来最も早かった去年と並びそうです。
青森市でも4月16日に開花の予想で、各地で平年と比べると1週間から2週間ほど早い開花となるでしょう。
満開日は開花から5日程度の見込みです。福島市は3月30日、仙台市は4月2日で予想通り咲き進めば満開の早さも記録更新となりそうです。
今年も新型コロナウィルスの影響で花見の宴会は難しいかと思われますが、身近な場所で春の訪れを感じたいですね。

●日曜日は春の嵐 来週はつぼみ膨らむ暖かさ

今週末、東北地方は天気が下り坂。草木には恵みの雨でも、21日は荒れる恐れがあるため注意が必要です。
早い所は20日夜から雨が降りだし、東北北部の内陸部では湿った雪で降りだすでしょう。
21日は内陸も広く雨、午後は雷を伴って強く降る恐れがあります。低い土地の浸水や雪崩、雪解けによる災害などに注意が必要です。また、沿岸を中心に強い風が吹く見込みです。波も高く、特に三陸沖はシケる恐れがあります。
22日は各地で吹き返しの風が強いでしょう。雨のち晴れの傾向ですが天気は変わりやすく、日本海側を中心ににわか雨、にわか雪がありそうです。
来週も天気は短い周期で変わりますが、桜のつぼみが膨らむ暖かさの日が多くなりそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士