長野市の荻原健司市長は9日の定例記者会見で、札幌市が招致を目指す2030年冬季五輪・パラリンピックで、スピードスケートの会場として長野市のエムウエーブを貸し出す可能性について、「市として考えを持っているわけではない」と述べた。日本スケート連盟との雑談の中で、「ここだったら十分開催可能」と伝えたものの、あくまでも個人的な思いだと説明した。  札幌市からの正式な提案はないとした上で、「協力要請があった場合には真摯(しんし)に相談に乗らせていただく」と話した。  札幌五輪の計画では、スピードスケートは帯広市の明治北海道十勝オーバルとなっているが、観客席の少なさが指摘されている。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 荻原長野市長、エムウエーブ活用に言及=協力要請あれば相談―札幌五輪招致