J1残留へわずかな望みを懸けて戦った清水。執念は見せたものの、今季を象徴する敗戦。2016年以来2度目の降格が決まった。  後半33分にホナウドのゴールでこの日2度目の勝ち越し。逃げ切りたかったが疲れも見え始め、札幌の多彩な攻撃についていけない。同41分、終了間際と、完全に崩された形で2点を奪われて力尽きた。  主将のGK権田は「運動量が落ちて前から少しずつ(陣形の)ずれが出てくる。相手が数的有利の状況ができてしまう。それが最後の試合まで続いてしまった」。シーズン通しての課題を振り返り、悔しさをにじませた。  試合後、選手は落胆の様子を隠せなかった。得点王に輝いたチアゴサンタナは、目を赤くさせた。磐田と共に降格し、静岡からJ1クラブが消えることになった。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕札幌に敗れて肩を落とす清水の選手=5日、札幌ドーム 〔写真説明〕後半、2得点目を決めて喜ぶ札幌の青木(右から2人目)ら=5日、札幌ドーム
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 清水、執念及ばず=今季象徴の敗戦―Jリーグ