【パリ時事】26日に行われたテニスの全仏オープン女子シングルス2回戦で、イリナカメリア・ベグ(ルーマニア)がエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)との試合中に投げたラケットが観客席へ飛んでいった。AFP通信などによると、跳ね返ったラケットが子供の顔に当たり、子供は泣きだした。
 ベグは警告を受けたが失格にならず、フルセットの末に勝った。「本当に申し訳ない。恥ずかしい。あんなに飛ぶとは思わなかった」と謝罪。試合後には、その子供と写真撮影に応じた。子供にけがはなかったという。
 2020年の全米オープンでは、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が男子シングルス4回戦で後方に打ったボールが線審に当たり、危険な行為と見なされて失格となった。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ベグ、投げたラケットが観客席へ=「恥ずかしい」と謝罪―全仏テニス