大相撲春場所(3月13日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付で新関脇に昇進した阿炎が2月28日、東京都江東区の錣山部屋でリモート会見し、「ここで満足してはいけない。多くの人に認めてもらえる力士になりたい」と心境を語った。  2020年、日本相撲協会が定めた新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反し、出場停止3場所などの処分を受けた。幕下から出直して、さらなる出世を果たし、「昔とは違って浮き足立った気持ちはない」。神妙な表情を崩さず、精神面の成長を感じさせた。  師匠の錣山親方(元関脇寺尾)の最高位に並んだことには、「入門してから師匠を超えることがずっと夢だった。第一歩を進めたんじゃないかと思う」と言った。恩に報いようとする気持ちは今場所も変わらない。(了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 阿炎「満足せず」=師匠に並ぶ新関脇―大相撲新番付