電通プロモーションプラス・電通・ローソン・明治・ナカダイHD協働で実施

2023年11月27日
株式会社電通プロモーションプラス

 株式会社電通プロモーションプラス(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:湯川 昌明 以下 電通PMP)と、株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:榑谷 典洋 以下 電通)は、空容器などの「回収・リサイクル」にクーポン・ポイントなどの「販促」を組み合わせた循環プラットフォーム※1「で、おわらせないPLATFORM」(特許2件出願中)の実証実験を、2023年11月30日(木)~2024年1月30日(火)に、株式会社ローソン、株式会社 明治、株式会社ナカダイホールディングスとともに実施します。これにより、回収・リサイクルにおける生活者の意識・行動変容および、回収量や販促効果等を検証します。

 循環型社会の実現に向けて回収活動の必要性は高まっていますが、生活者にとっては手間がかかり、企業にとってもコスト増となるため、善意に頼るだけではなかなか進まないという課題があります。一方で、回収活動が進んでいる国では、企業と生活者の「協働」を促進する仕組みによって、サーキュラーエコノミーを実現しています。
 電通PMPと電通は、このような企業と生活者の双方が参加しやすい「協働」関係の構築を目指し、「で、おわらせないPLATFORM」を設計しました。多くの企業・生活者・行政などが業種・業界を越えて協働し合える場として、引き続き参加企業を募集し、サーキュラーエコノミーの社会実装を進めてまいります。

<循環プラットフォーム「で、おわらせないPLATFORM」実証実験概念図>
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202311102644-O2-IPU912p2

 
1. 実証実験の背景
 近年、リサイクルに関する意識が高まる一方で、紙パック回収率についてはここ10年程改善が認められず、特に使用済みの紙パック回収率は約30%となっています※2。この事実はあまり知られていませんが、貴重な資源を失ってしまう大きな社会課題の1つです。
 電通PMPおよび電通で企画開発した循環プラットフォーム「で、おわらせないPLATFORM」上で、身近な流通インフラとして生活者との接点になっているローソン、酪農家との連携や、生活者の牛乳パック回収を通じ、ミルクサプライチェーン全体でサステナブルな活動を強化する明治、国内の資源循環のシステム、ネットワークを構築するナカダイホールディングスが、各社の強みやサステナビリティへの思いを持って協働することで、サーキュラーエコノミーの実現へ向けた本実証実験を開始します。

 
2. 実証実験の概要
 本実証実験では、まず生活者に、「明治おいしい牛乳」をはじめとするローソン店舗で取り扱いのある紙パック商品(紙パックマークがついている商品を洗って開いて乾かしたもの)およびプラスチック製キャップを、実験を実施するローソンの店内に設置された資源回収ボックスに投函してもらいます。その際、スマートフォンで商品のJANコードを読み取って投函の確認をすることで、明治おいしい牛乳の割引きクーポンを生活者に発行します。クーポンは、引換期間内にローソン全店舗で使用でき、回収物はリサイクラーであるナカダイホールディングスによってリサイクルされます。割引きクーポン発行という「販促」を組み合わせることで、生活者にとっても企業にとってもベネフィットが生まれて、「回収」の促進につながることをねらいとしています。

<店舗での回収を起点とした販促導線の創出>
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202311102644-O3-1gUfSyAE

3.対象となる回収物と提供クーポン
・明治おいしい牛乳900ml、450ml、200mlの紙パック 
・ローソン店舗で取扱の紙パックマーク商品
・上記に付帯するプラスチック製キャップ

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202311102644-O4-6q2Qlf72

《30円引きクーポンの発行対象》
・回収物:明治おいしい牛乳900ml→明治おいしい牛乳900ml 30円引きクーポン
《10円引きクーポンの発行対象》
・回収物:明治おいしい牛乳450ml→明治おいしい牛乳450ml 10円引きクーポン
・回収物:明治おいしい牛乳200ml →明治おいしい牛乳200ml 10円引きクーポン
・回収物:上記以外の紙パック  →明治おいしい牛乳900ml 10円引きクーポン

 
4 .実施店舗
東京都内ローソンの計3店舗
サステナブルな店舗、オフィス、住宅地の店舗で
実施し、立地や客層による回収量・クーポンの使用率の変化を確認する。
①グリーンローソン:ローソン北大塚一丁目店(東京都豊島区北大塚)
②オフィス:ローソンゲートシティ大崎アトリウム店(東京都品川区大崎)
③住宅地:ローソン 四谷左門町店(東京都新宿区左門町)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202311102644-O5-5JN7oh41
<資源循環ボックスイメージ>

5.期間
サービス稼働期間:11月30日(木)~1月30日(火)
クーポン引換期間:12月 1日(金)~1月31日(水)

<参加ページ>
https://lsp-campaign.com/de-owarasenai/lp.go (11月30日13時公開)
上記の専用サイトにスマートフォンでアクセスし、商品のJANコードを読み取り登録。資源循環ボックスへ紙パックを投函し、投函完了ボタンを押すことで、クーポンを取得できます。

 
6.参加企業の役割
電通:本実証実験の企画設計、実験結果の検証
電通プロモーションプラス:本実証実験のシステム開発および実施、
資源循環ボックスの企画、制作(電通プロモーションエグゼ)
ローソン:本実証実験における実店舗を活用した内容検討、実験結果の検証
明治:本実証実験における回収物の検討およびクーポン提供、実験結果の検証
ナカダイホールディングス:本実証実験における回収物の循環システム、ネットワーク構築

今後も電通および電通PMPは、循環型社会の実現に向けた企業のさまざまな課題解決を通して、顧客企業の成長に貢献してまいります。

 
※1 2023年6月22日リリース:「回収・リサイクル」と「販促」を合わせた仕組みでサーキュラーエコノミーを実現する循環プラットフォームの開発を開始 https://www.dentsu-pmp.co.jp/news/20230622

※2 出典:全国牛乳容器環境協議会「飲料用紙容器(紙パック)リサイクルの現状と動向に関する基本調査 2021年度リサイクルの実態」

<サービスのお問い合わせ>
株式会社電通プロモーションプラス
デジタルプロモーション事業部 諏訪
MAIL:suwa@dentsu-pmp.co.jp

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 「回収・販促」を組み合わせた循環プラットフォームの実証実験を開始