================================================================= 【要 約】 ① 母親が子どものアレルギーに悩む実態が明らかに!産前母親は約8割、産後母親は約6割 ・「子どものアレルギーについて、不安や心配がある。」と答えた母親は産前で76.6%、産後も63.6%と多くの母親が、出産前、出産後も不安を抱いている実態が明らかになった。
② 保湿する理由は何?アレルギー予防を目的に保湿を実践する母親はわずか2割強 ・アレルギー予防において保湿が重要と言われる中、お子さまに保湿をした(しようと思った)理由を「アトピー性皮膚炎の予防」と答えた産前母親は36.3%、産後母親は40.1%、「食物アレルギーの予防」と答えた産前母親は6.4%、産後母親も16.4%だった。「アトピー性皮膚炎予防」、「食物アレルギー予防」を理由に選んだ母親の全体平均は24.8%となり、アレルギー予防として保湿を実践している母親は2割強と少なかった。
③ アレルギー予防のための保湿は「産後すぐ」が望ましい!しかし、4人に1人の母親が「産後1ヶ月以降」と遅れて開始 ・肌からのアレルゲン侵入を防ぐには産後すぐからの保湿が重要である中、出産後の保湿開始時期を「産後1ヶ月以降」と回答した産前母親は25.6%、産後母親は23.7%とほぼ4人に1人が遅れて開始していたことがわかった。
================================================================= 【詳細】 ① 母親が子どものアレルギーに悩む実態が明らかに!産前母親は約8割、産後母親は約6割 「お子さまのアレルギーについて、不安や心配はありますか?」と聞いたところ、産前母親は76.6%、産後母親は63.6%が「とてもある」「ある」と回答し、多くの母親が、産前、産後もアレルギーについて不安や心配を抱いていることがわかりました。[グラフ①]
② 保湿する理由は何?アレルギー予防を目的に保湿を実践する母親はわずか2割強 保湿を実践している、またはしようと思っている産前母親は97.0%、産後母親は97.8%と高い割合でした。[グラフ②] 更にその母親へ「お子さまに保湿をした(しようと思った)理由」と聞いたところ、肌の乾燥や肌荒れ、湿疹の予防など見た目に現れた症状の軽減に関する項目は6割~8割以上の高い割合を示しました。一方、アトピー性皮膚炎の予防は産前母親36.3%、産後母親40.1%、食物アレルギーの予防は産前母親6.4%、産後母親16.4%と2割にも満たない結果となり、保湿が肌のバリア機能を高め、肌からのアレルゲン侵入を防ぐことに役立つことが、十分に理解されていない実態が明らかになりました。[グラフ③]また、「アトピー性皮膚炎予防」、「食物アレルギー予防」を理由に選んだ母親の全体平均は24.8%と低い結果となりました。
③ アレルギー予防のための保湿は「産後すぐ」が望ましい!しかし、4人に1人の母親が「産後1ヶ月以降」と遅れて開始 「出産後、お子さまの保湿はいつから開始しましたか。(いつからが適切だと思いますか。)」と聞いたところ、産前母親は25.6%、産後母親は23.7%が「産後1ヶ月以降」と回答しました。肌からのアレルゲン侵入を防ぐには「産後すぐ」からの保湿が重要である中、4人に1人の母親が正しい実践をしていない状況がわかりました。 [グラフ④] また、産後母親へ夏と冬のお子さまの保湿頻度を比較した際、69.5%が「冬の方が多い」と回答ました。乳幼児の肌は水分の蒸散量が多く、また10歳頃までは皮脂量が少なく乾燥しやすいと言われております。夏冬においても同じ頻度で保湿することが重要である中、季節によって頻度が異なる状況が明らかになりました。[グラフ⑤]