2020年10月15日



日本製粉株式会社



話題のCRISPR/Cas9に関する技術の使用や商業化が可能に

(株)ファスマックがERS GenomicsとのCRISPR/Cas9研究試薬の日本における商業化に関する契約を締結



 日本製粉グループの(株)ファスマック (代表取締役社長:布藤 聡 本社:神奈川県厚木市)と、ERS Genomics Limited(以下、「ERS Genomics」)は、ライセンス契約を締結いたしました。



 ERS Genomicsは、Emmanuelle Charpentier博士が共同保有するCRISPR/Cas9に関する知的財産への広範なアクセスを提供しています。この契約により、(株)ファスマックは、CRISPR/Cas9技術の使用、および関連するツールや試薬を商業化する権利を得ます。

 今回のライセンスインにより、㈱ファスマックは、活動範囲を広げてのゲノム編集関連研究用試薬、サービスの提供が可能となります。同社は今後とも、ゲノム編集技術関連の研究用試薬、サービスの提供の拡充に努めてまいります。



<(株)ファスマックについて>

 (株)ファスマックは2001年に設立され、オリゴヌクレオチド合成サービス、遺伝子合成サービス、DNAシーケンシングサービス、食品検査サービス、遺伝子検査薬・キットを含む、食品検査やバイオテクノロジー製品・サービスを提供しています。



(株)ファスマック 代表取締役社長 布藤 聡 コメント

 「当社は日本や海外の顧客に新たな価値を提供することに努めており、CRISPR/Cas9のような先進的な技術にアクセスできることは、当社にとって大変重要です。ERS Genomicsとのライセンス契約によって、当社のサービスをいっそう拡充することが可能となります。」



<ERS genomicsについて>

 ERS Genomicsは、CRISPR/Cas9をカバーする基盤特許について、Charpentier博士から付与された全世界における独占的なライセンスを保有しています。同社と契約する企業は、内部研究、研究用ツール・キット・試薬、および遺伝子改変細胞株・動物の商業化を行うことができます。



ERS Genomics CEO Eric Rhodes コメント

 「CRISPR/Cas9技術のライセンスを付与された日本企業の当社ポートフォリオは、急速に拡大しており、この度、(株)ファスマックと協業することを大変うれしく思います。同社がこの技術を用いる分野で成長し、ゲノム編集分野に貢献することを楽しみにしています。」



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 (株)ファスマックがERS GenomicsとのCRISPR/Cas9研究試薬の日本における商業化に関する契約を締結