2019年3月12日



総本山金剛峯寺



空海が唐から受け継いだ仏縁儀式「結縁灌頂」、高野山東京別院で4月5日~7日



総本山金剛峯寺(和歌山県)は4月5日から7日までの3日間、高野山東京別院(東京都港区高輪)で、空海が唐から受け継いだ仏縁儀式「結縁灌頂(けちえんかんじょう)」を開催します。従来は、春と秋の2回、高野山金剛峯寺のみで行われてきましたが、18年11月から東京別院での参加が可能になり、東京での開催は今回が2回目です。



結縁灌頂」とは、仏縁を結ぶ、真言密教の尊い儀式で、僧侶から一般人まで、男女を問わずだれもが参加できます。この儀式はおよそ1200年前、弘法大師・空海が32歳のときに、唐(中国)の都・長安の青龍寺で、金剛界(こんごうかい)・胎蔵界(たいぞうかい)の2つの世界の灌頂儀式を受けられました。その後、平安時代の1084年に、高野山にて結縁灌頂が始まったと伝わります。春には胎蔵界の仏、秋には金剛界の仏と縁を結び、心の迷いや不安を取り除いて再生をはかり、本来の清らかな心を開くための儀式です。



儀式の前には目隠しをされ、特別に伝授された「真言」(梵語を音写した仏の言葉)を唱え、「印」(真言を唱えるときに手で組む修法)を組み、シキミの葉(華)を持ちます。自分の前にいる人の背中に指先を当て、離れないようについて歩きます。曼荼羅の前につくと僧侶の指示に従い、シキミの華を投華(とうけ)。自分と縁を結ぶ仏が決まると、目隠しを外して灌頂に入ります。



4月5日(金)午前9時半からは、「結縁灌頂」に先立ち、庭儀結縁灌頂三昧耶戒(ていぎけちえんかんじょうさんまやかい)が行われます。受者を代表して、乞戒師が大阿闍梨より三昧耶戒を授かる儀式です。きらびやかな袈裟を身に着けた僧が「お練り」を行い、「声明(しょうみょう)」を唱えます。儀式の一部は、一般の見学が可能です。



■会 場:高野山東京別院(東京都港区高輪3丁目15-18 電話03-3441-3338)

http://www.musubidaishi.jp

電車:都営地下鉄浅草線「高輪台駅」より徒歩5分/京浜急行本線「泉岳寺駅」より徒歩10分/JR・京浜急行本線「品川駅」より徒歩12分

バス:都バス「高輪警察署前」下車、徒歩1分

■日 程:

4月5日(金)

0班12:20 1班13:00 2班13:40 3班14:20 4班15:00 5班15:40 6班16:20

7班17:00    

4月6日(土)

1班10:00 2班10:40 3班11:20 4班12:00 5班12:40 6班13:20 7班14:00

8班14:40 9班15:20 10班16:00 11班16:40

4月7日(日)

1班10:00 2班10:40 3班11:20 4班12:00 5班12:40 6班13:20 7班14:00

8班14:40 9班15:20 10班16:00 

※結縁灌頂は班ごとに行います。



■入檀料:事前予約申込(1名様)10,000円 当日申込(1名様)12,000円

■事前申込受付:2019年3月29日(金)まで

■電話予約:チケットぴあ予約 電話0570-02-9999(Pコード640-911)

■インターネット予約:チケットぴあ http://pia.jp/t(PC・携帯電話共通) 短縮URL http://w.pia.jp/t/t-koyasan-kechien

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情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 仏縁儀式「結縁灌頂」、高野山東京別院で4月5日~7日