平成30年11月13日



総務省

国立研究開発法人情報通信研究機構



多言語音声翻訳コンテストを開催

-世界の「言葉の壁」をなくすアイデア・試作品等の募集-



 総務省と国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、理事長: 徳田 英幸)は、世界の「言葉の壁」をなくすことを目指すグローバルコミュニケーション計画(※)を推進しており、その一環として多言語音声翻訳技術の研究開発、普及・展開を進めています。

 より多くの方に多言語音声翻訳技術を使っていただくきっかけとするとともに、社会実装を加速化するため、多言語音声翻訳コンテストを開催し、世界の「言葉の壁」をなくすことに貢献する新しいアイデア、試作品等を募集します。





1 背景・課題

 世界の「言葉の壁」をなくし、グローバルで自由な交流を実現するため、総務省とNICTは、世界の「言葉の壁」をなくすことを目指すグローバルコミュニケーション計画を推進しており、多言語音声翻訳技術の研究開発、普及・展開に取り組んでいます。

 世界の「言葉の壁」をなくすという、まさに社会を変革するイノベーションは、「技術」だけでは引き起こすことはできず、新しい発想・アイデアと組み合わせた製品・サービスとなって、はじめて世の中を変えていくことができます。

 今回、総務省及びNICTの主催により多言語音声翻訳技術の新しい活用方法や使い方など世界の「言葉の壁」をなくすためのアイデアを募集するコンテストを開催いたします。世の中を変えることができる、新しい発想・アイデアをお待ちしております。



2 アイデアの募集について

 今回のアイデアコンテストでは、世界の「言葉の壁」をなくす新しいアイデアを募集します。応募は専用Webサイトの応募フォームにて2018年11月13日(火)から12月20日(木)締切りにて受け付けます。募集アイデアの内容や応募方法など詳しくは専用Webサイトを御覧ください。

 専用Webサイト: https://tagen.go.jp



3 アイデアコンテスト審査会概要

 専用Webサイトにて御応募いただいたアイデアについて選考の後、12月下旬頃に一次審査通過者を決定します。一次審査通過者は2019年1月12日(土)に東京都内にて開催予定のアイデアコンテスト審査会にてプレゼンテーションをしていただきます(交通費補助あり)。当日、審査により優秀アイデアを10件程度選出する予定です。

 *アイデアコンテスト審査会: 2019年1月12日(土) 午後 開催予定

 *会場: 東京都内

 詳細決定後、専用Webサイト上で掲示の上、一次審査通過者の皆様に連絡いたします。



4 試作品(PoC)コンテストについて

 世界の「言葉の壁」をなくすアプリ・製品・サービスの試作品(PoC)コンテストの開催も予定しています。試作品(PoC)コンテスト審査会では製作された試作品を実際にデモンストレーションしていただき、優秀作品を選定して表彰します。詳細は後日発表させていただきます。



5 「サンドボックスサーバー」の開放について

 多言語音声翻訳技術を簡便に利用できる「サンドボックスサーバー」を開放いたします。このサーバーでは、NICTが開発した多言語音声翻訳機能(音声認識、翻訳、音声合成)を、NICTが開発した「共通API」により利用できます。コンテストへの参加の有無にかかわらず御利用いただけますので、専用Webサイト上の「サンドボックスサーバー利用申請」より申請の上、御利用ください。



6 専用Webサイトについて

 多言語音声翻訳コンテストの専用Webサイトでは、コンテストに関する応募要項、応募フォーム等を掲載しています。また、翻訳技術を気軽に体験いただくための大喜利企画 「笑いは言葉の壁を超えられるか!? 日本語禁止! 世界大喜利」も2018年11月下旬から実施予定です。





※ グローバルコミュニケーション計画(2014年4月)

 世界の「言葉の壁」をなくしグローバルで自由な交流を実現するために、音声翻訳技術の多言語化・多分野化を推進し、2020年までに社会実装を目指す計画。

 http://www.soumu.go.jp/main_content/000285578.pdf



 なお、本コンテストは、内閣府の「官民研究開発投資拡大プログラム」(PRISM:プリズム)予算を活用して実施しており、株式会社電通が受託して事務局を担っています。



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 多言語音声翻訳コンテストを開催 -世界の「言葉の壁」をなくすアイデア・試作品等の募集-