2017年12月4日



日本ストラタステクノロジー株式会社



ストラタス、エッジ・コンピューティング戦略を発表

~ シンプルなエッジ・インフラストラクチャを必要とする企業ユーザは90パーセントに達しています。

ftServerの最新バージョンと、間もなく発売される製品(プレビュー版)により、この拡大するニーズに対応します。 ~



2017年11月29日(米国時間)-マサチューセッツ州メイナード/カリフォルニア州サンタクララ発

リモート管理できるシンプルなエッジ・インフラストラクチャを必要としている企業は90パーセント以上に達しています。このニーズに対応するために、高可用性ソリューションのリーディング・プロバイダ、ストラタステクノロジー(本社:米国マサチューセッツ州メイナード、社長兼最高経営責任者:David C. Laurello(デイビッド・C・ロレーロ)、以下ストラタス)は本日、11月29~30日にカリフォルニア州サンタクララで開催されている IoT Tech Expo (英語) において、エッジ・コンピューティング製品の戦略と方向性を発表したことをお知らせします。この戦略では、ストラタスの主力製品であるftServerの最新バージョンと、コンバージド・エッジ・システム(プレビュー版)を組み合わせることで、堅牢で導入が容易なフォーム・ファクタを基盤とする高度なリモート管理サービスを実現します。これらの製品は、IA(産業オートメーション)を進めているユーザや、IIoT(産業用モノのインターネット)アプリケーションを導入している分散型企業のユーザに最適であり、ミッションクリティカルなエッジ・アプリケーションの連続可用性とリモート管理を簡素化します。データセンタ内、工場の作業現場、ネットワーク・エッジを問わず、お客様の時間とコストを節約できます。



ARC Advisory Groupによる世界規模の最新市場レポート(英語)では、よりインテリジェントなシステムがますますエッジで必要とされていることが実証されています。ストラタスは、高可用性エッジ・コンピューティング・ソリューション・シリーズを提供することで、その拡大するニーズに対応します。ARC Advisory Groupによる同レポートによれば、エッジでシステムと接続機能を向上させることで、リアルタイムの意思決定を改善できると回答したIAユーザが91パーセントに達しています。一方で、エッジ・コンピューティングの拡大に伴い、リモート管理できるシンプルなエッジ・インフラストラクチャが組織で必要になると回答したユーザも90パーセントを上回っています。このような現状に対応するために、ストラタスでは、自己監視機能と自己診断機能を搭載したインテリジェントなエッジ・サーバとして、第9世代ftServerをリリースしました。また、2018年には、OTエンドユーザの要件を考慮して設計された、多機能型の仮想コンバージド・エッジ・システム・ファミリも新たに発売する予定です。ftServerと発売予定のOTシステムを組み合わせることで、IA、IIoT、またはIoTアプリケーションを導入しているお客様に最適な総合エッジ・ソリューション・セットが実現します。このエッジ・ソリューション・セットに加え、多層型エッジ・コンピューティングを重視するストラタスの全体的なビジョンは、ARCの調査結果と一致しています。すなわち、OTエンドユーザのIIoT導入では、エッジ・テクノロジとクラウドベース・テクノロジが組み合わされて構成されるということです。実際のところ、調査回答者の約60パーセントは、将来的にエッジへの投資とクラウドへの投資削減のバランスを取ることでハイブリッドなアプローチを図ると回答しています。



■主要メッセージ



・ ストラタスのエッジ・ソリューションは、分散型企業におけるデジタル変革への取り組みに最適なシステムであるftServerが基盤となります。ftServer は、自己監視機能、自己診断機能、自己修復機能を搭載したインテリジェントなコンピュータ・システムであり、フォールト・トレランス(耐障害性)がビジネスクリティカルな要件となるリモート・ハイブリッド環境やプロセス型製造業のお客様に最適です。最新バージョンのftServerは、VMwareをサポートし、さらにパフォーマンス、可用性、管理性も向上しています。このような機能改善により、お客様やパートナー企業は、価値実現までの時間短縮、収益の最大化、効率化を実現できるようになります。



・ ストラタスの新しいコンバージド・エッジ・システムは、スタンドアロンで導入することも、ftServerと組み合わせて導入することも可能です。現在は、主要なお客様とパートナー企業においてテスト導入されている段階であり、デモンストレーションで製品をご確認いただけます。IoT Tech Expoの270番ブースでは、間もなく発売されるエッジ・コンピューティング・ソリューションの試作品のプレビューも行われます。デモンストレーションでは、リアルタイム分析と、SCADA(Supervisory Control and Data Acquisition:監視制御システム)による監視機能の使用事例もご紹介します。



・ ARCの市場レポートによれば、エッジ・コンピューティングのニーズは間違いなく生じており、拡大し続けています。大量のデータを処理するコンピューティング負荷をさらにエッジで担うようになると、リアルタイムのリモート管理とシンプルなエッジ・インフラストラクチャが成功に不可欠となります。ARCの市場レポートの詳細は、こちらをご参照 (英語)ください。



■コメント



ストラタスCEO(最高経営責任者)、David C. Laurello

「アプリケーションの自動化が進み、常時接続されるアプリケーションが増え続けている今、IIoTの真のビジネス価値を生み出し、信頼性、連続可用性、操作性を兼ね備えたシンプルなエッジ・インフラストラクチャの重要性は高まるばかりです。特に工場の作業員は、特定の専門知識や技能が求められる複雑なエッジ・テクノロジの導入、実装、管理を望みません。インフラストラクチャの自己管理機能が向上するほど、その価値も高まり、各工場における専任リソースの必要性も減少します。ディスクリート型製造業と連続プロセス型製造業においてIAとIIoTを扱うお客様やパートナー企業にそれぞれのニーズを伺ったところ、まさにストラタスが提供しようとしているソリューションを必要とされていました。」



ARC Advisory Groupアナリスト兼バイス・プレジデント、Craig Resnick氏

「生産の向上および計画外ダウンタイムの短縮のために資産パフォーマンス管理を改善するといった運用上の課題が生じることで、エンドユーザのエッジ・コンピューティング導入が促進されます。また、自己管理型のエッジ・コンピューティング・インフラストラクチャを即座に活用する企業は、マシンやプロセス内に長く留められていたデータを解き放つことができます。そして、生産上の非効率性の特定、製造条件に対する製品品質の照合、さらには安全性、生産、環境に関する潜在的な問題の特定が可能になります。このエッジ・インフラストラクチャをリモート管理すれば、ダウンタイムが発生しても、作業員はオフサイトのエキスパートに即座に問い合わせ、早急に問題を解決できます。さらにはダウンタイムの発生自体を回避することも可能となります。メリットとしては、作業員とITスタッフを解放できることが挙げられます。それぞれ専門外のことに気を取られることなく、本来の業務を遂行できるようになります。」



■参考情報



・ ARCの市場レポート: https://www.stratus.com/arc-report (英語)

• Stratus ftServerの詳細: https://www.stratus.com/jp/resources/solution-brief/ftserver-2810-4810-6810-family-systems/

• ブログ 「エッジをめぐる最近の動き」: https://www.stratus.com/jp/stratus-blog/the-action-is-out-on-the-edge/



■ストラタステクノロジーについて

ストラタスは、複雑性を排除してビジネスクリティカルなアプリケーションを24時間365日稼動させます。ストラタスのテクノロジーによってデータセンタやエッジで発生する計画外ダウンタイムを未然に防止し、保守サービスであらゆる問題を事前に対処するため、ユーザでの対処が必要ありません。ストラタスは35年以上にわたり、シンプルな連続可用性システムを求めるFortune500のグローバル企業や幅広い業界の世界各国の中小企業に導入されてきました。詳細については、Webサイト(www.stratus.com)を参照するか、Twitterでアカウント(@StratusAlwaysOn)をフォローしてください。



■登録商標について

Stratus、Stratus Technologies ロゴ、ftServer、ftServer ロゴ、ftScalable、everRun は、Stratus Technologies Bermuda Ltd.の商標ないしは登録商標です。その他の文中に引用された社名/製品名/サービス名については、各々の会社の商標ないしは登録商標であり、各所有者が商標権を保持しています。



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 ストラタス、エッジ・コンピューティング戦略を発表