今やふるさと納税は食品以外にも、家具や旅行券、イベントへの参加チケットなどさまざまなものがあります。

数ある返礼品の中から今回ご紹介するのは、ふるさとチョイスで扱われている「電力」です。

ふるさと納税で電気代の支払いができれば、必ず払わなくてはならない固定費を減らすことができます

しかも、食品を選んだときのように、消費期限や保管場所に困ることもありません。

節約にきちんと還元させるために、詳細を確認しておきましょう。

「ふるさと納税」どんな改悪? 9月までにすること、10月からのおススメ返礼品

ふるさとチョイス お礼の電力

取り扱っている自治体は、次の5か所です。

群馬県

中之条町

愛知県

豊田市

岐阜県

飛騨市

大分県

臼杵市

鹿児島県

薩摩川内市

寄付金額25万円9,000円(1か月)から10万円2万5,000円から1万円から
最低寄付金額での返礼品2,500kWh100kWh相当(1か月)飛騨市産電気+特産品各1万5,000円分300kWh3,000円分
提供可能区域東京電力管内愛知県、岐阜県、三重県、静岡県(富士川以西)、長野県(一部対象外地域あり)滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県、福井県、岐阜県、三重県(一部対象外地域あり)福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県(離島を除く)福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県(離島を除く)
事業者株式会社中之条パワーおいでんエネルギー株式会社関西電力株式会社

/岐阜県飛騨市

うすきエネルギー株式会社株式会社ワット 地域新電力 W電力

参照:ふるさとチョイス

返礼品を得るための条件

(1) 対象地域であること

(2) 返礼品を提供している電力会社に契約している、もしくは切り替えができる

以上が必須条件となりますが、契約アンペアが決まっている場合や、集合住宅の場合は個別契約のみが対象となることがあります

同時に、現在利用している電力会社を解約すると違約金が掛からないか、についてもチェックしておきましょう。

申し込みからの流れ

(1) ふるさとチョイスから寄付を行う

(2) 電力会社と契約する

(3) 毎月の電気代から、ふるさと納税分の金額が引かれ、過不足分があれば支払う

注意点

契約完了後、電気の切り替え作業が実施されますが、供給開始までには1~3か月程度の時間がかかります

返礼品として削減される項目に、基本料金、燃料費調整額などは含まれません。

費用負担が全くなくなるわけではないので、注意してください。

また、決められたコースに契約することが求められる場合があります

たとえば飛騨市では「ふるさとECOプラン from 飛騨市」が指定されていますが、エコキュートや電気温水器を使っているご家庭では、利用状況によって電気料金が割高になることがあります。

一度プラン変更を行うと元の契約に戻れないことがありますので、十分にご検討ください。

契約は、返礼品分の電力提供が終わったあとも解約しない限り、継続されます

他社との料金比較を忘れないように行ってください。

期待できる「節約貢献ポイント」

中之条町の場合、1口25万円寄付すると、2,500kWhの電気代を返礼品で補うことができます。

2,500kWhの電力は、4人家族の平均電力使用量半年分にあたるとされています。

さらに自治体のなかには、決まった電気料金ではなく、一定の電力が返礼品になっているところがあります。

電気代の高騰が懸念される今、確実な電力量で受けとれるという点は注目すべきメリットといえるでしょう。

10月の変更前に検討を

ふるさと納税で供給される電力は、主に太陽光、風力、地熱・中小水力、バイオマスで発電された再生可能エネルギーです。

10月にはふるさと納税の制度改革が行われ、返礼品にも変化があると予想されています。

家庭にも地域にも、地球にも優しい「お礼の電力」、早めにご検討ください。(執筆者:FP2級 吉田 りょう)

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情報提供元: マネーの達人
記事名:「 【ふるさと納税で払える電気代】25万円寄付で4人家族の平均電気料金の半年分 9000円から利用できる「お礼の電力」のメリットと注意点