国民年金は、最大2年まで前払いできることをご存じでしょうか。

前納すれば年金国民年金保険料が最大で約1か月分もお得になり、さらにクレカ払いにすればポイント還元も受けられます。

現金や口座振替よりもお得なので、令和5年度の年金はクレカ前納がおすすめです。

国民年金をクレジットカードで前納する方法と注意点、国民年金支払いでポイントが貯まるクレカについても紹介します。

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国民年金を前納するメリット

国民年金は1か月分ずつ支払っている人も多いかと思いますが、何か月分かまとめて支払うと割引を受けられます。

割引される金額は「6か月分」「12か月分」「24か月分」でそれぞれ異なり、現金納付か口座振替かでも異なります。

令和5年度から令和6年度の国民年金を前納した場合、具体的な割引額は以下の通りです。

現金納付の場合

納付金額毎月払いより割引される金額
6か月分9万8,310円810円
12か月分19万4,720円3,520円
24か月分38万7,170円1万4,830円

口座振替の場合

納付金額毎月払いより割引される金額
6か月分9万7,790円1,130円
12か月分19万4,090円4,150円
24か月分38万5,900円1万6,100円

現金で納付した場合は最大で1万4,830円、口座振替なら「口座振込割引」が適用されるためさらに安くなり、最大で1万6,100円も割引を受けられます。

クレカで納付した場合は「現金納付」の金額となり、口座振替割引の適用は残念ながらありません

そのため口座振替と比べて少し高くなるのですが、クレカのポイント還元を考えれば口座振替よりお得です。

還元率1%のクレカと口座振替で、それぞれで2年前納した場合の比較は以下をご覧ください。

クレカ口座振替
納付額38万7,170円38万5,900円
付与ポイント3,871ポイント
実質負担額38万3,299円38万5,900円

口座振替で納付すると総額が38万5,900円に対し、クレジットカードならポイントが貯まるため、38万3,299円の実質負担で済みます。

国民年金の支払いは、クレカで2年納付するのが1番良い方法だと言えるでしょう。

2年で一気に支払いが厳しい場合、6か月や12か月前納でもクレカで支払えば十分お得です。

国民年金をクレカで前納する方法

クレカで国民年金を前納するためには、毎回申し込みが必要です。

申し込める期限は決められており、

今年度クレカ前納の申込期限は令和5年2月末

となっています。

上記の期限を過ぎてしまうと、クレカ支払いで前納はできないので注意してください。

国民年金のクレカ前納の申し込みは、国民年金機構から申込書をダウンロードするか、お近くの国民年金事務所で手続きできます。

参照:日本年金機構 国民年金関係届書・申請書一覧

国民年金をクレカで前納する際の注意点

国民年金をクレカで前納する際は、以下の3点に注意しましょう。

1. 毎回申し込みが必要

先ほど解説した通り、国民年金のクレカ前納は毎回申し込みが必要です。

「一度申し込めば毎回前納できる」という仕組みではありません。

申し込みを忘れると、通常の請求書払いになってしまうため注意してください。

2. 利用限度枠に注意する

国民年金をまとめて支払うと、数万~数十万円の高額決済となります。

クレジットカードの利用枠を圧迫するため、事前にお手持ちのクレカの限度枠をよく確認しておきましょう。

仮に2年前納する場合であれば、38万7,170円の枠が必要です。

利用枠が少ないクレカの場合、他のお買い物などで枠を使っていると、年金の支払いができない可能性もあります。

特に、50万円以下の利用枠のクレジットカードを使っている人は要注意です。

3. 分割・リボ払いはできない

国民年金のクレカ払いは、一括払いのみとなっています。

分割・リボで分けて支払えると楽ですが、非対応なので注意してください。

2年前納した場合、翌月クレカの支払口座から、40万近い金額が一気に引き落とされることになります。

口座の残高にも注意して、無理のない支払いをしましょう。

国民年金支払いでポイントが貯まるクレジットカード

国民年金のクレカ前納は、できるだけ還元率の高いクレカがおすすめです。

ただし、どのクレカでもポイントが貯まるわけではなく、ポイント付与対象外のクレカもたくさんあります。

事前に年金でポイントが貯まるか、しっかり確認しておきましょう。

国民年金の支払いでポイントが付くおすすめのクレカは、以下の3枚があります。

1. リクルートカード

≪画像元:リクルート

永年無料
年会費1.2%
貯まるポイントリクルートポイント
ブランドVisa/Mastercard/JCB

リクルートカードは年会費無料ながら、還元率が1.2%と最高水準であることが特徴です。

2年前納で38万7,170円支払えば、4,646ポイントも獲得できます。

貯まったポイントはじゃらんなどリクルートのサービスのほか、使い道の多い大手共通ポイント「Pontaポイント」「dポイント」にも交換可能です。

還元率の高いクレカで払うなら、リクルートカードが1番おすすめです。

2. JCBカードW

≪画像元:JCB

永年無料
年会費1%
貯まるポイントOki Dokiポイント
ブランドJCB

JCBカードWは、39歳以下の若年層向けのJCBカードです。

通常JCBカードは還元率0.5%が多いですが、JCBカードWは2倍の1%還元となっています。

貯まったポイントは商品券などに交換するほか、1P=3.5円としてAmazonのお買い物にも充当可能です。

申し込みは39歳以下限定ですが、発行すれば40歳を過ぎてもそのまま持ち続けられます

3. セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード

≪画像元:クレディセゾン

永年無料
年会費0.5%
貯まるポイント永久不滅ポイント
ブランドAmerican Express

セゾンパール・アメックスで年金を支払うと、0.5%相当の永久不滅ポイントが貯まります。

スマホでデジタルカードも発行でき、QUICPayで使うとどこでも2%ポイント還元されるため、ふだんのお買い物もお得になるでしょう。

基本の還元率は低めですが、American Expressが無料で持てる点やQUICPay2%還元を考えると、総合評価が高いクレカです。

国民年金をクレカで支払おう

国民年金は20歳を超えたら必ず納めるものなので、できるだけお得に支払いましょう。

パート・アルバイトや個人事業主の方など、国民年金を支払っている人はぜひクレカ前納をご検討ください。

参照:厚生労働省「令和5年度における国民年金保険料の前納額について(pdf)

(執筆者: 西本 衣里)

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情報提供元: マネーの達人
記事名:「 令和5年度の国民年金はクレカ前納 最大1万4830円+ポイント分がお得に!納付でポイントがつくクレカ3種も紹介