全国旅行支援をもう利用しましたか。

筆者は早速静岡に行って利用しました。

そのときの経験や情報収集から、全国旅行支援を利用する際の注意点をまとめました。

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【注意点1】まだ開始していない旅行予約サイトも


≪画像元:東京都

10月11日より開始した全国旅行支援ですが、東京都の全国旅行支援「ただいま東京プラス」は、10月20日の開始です。

これで、東京都民が他の自治体の全国旅行支援を利用することも、他の府県民が「ただいま東京プラス」を利用できます。


≪画像元:リクルート

自治体との調整・確認が進んでいない予約サイトでは、全国旅行支援が開始していても予約できない場合があります。

楽天トラベルでは、10月20日現在でただいま東京プラスの開始が未定となっていました。

【注意点2】早期停止の県も


≪画像元:リクルート

開始して間もない全国旅行支援ですが、早くも受付を停止している県があります。

じゃらんnetの場合は、5つの県で上限に達したため新規受付を停止中です(10/14現在)。

予算の関係などもあるのでしょうが、新たに予算が付いて再開される可能性は十分にあります。

焦らず待つといいでしょう。

【注意点3】日帰り旅行は「交通付き」のみ対象


≪画像元:はとバス

日帰り旅行も全国旅行支援の対象ですが、「交通付き」のみ対象です。

レンタカーは基本的に対象外ですが、レンタカーの営業所まで公共交通機関で行き、営業所からレンタカーを利用するパッケージ商品があれば、対象となる可能性があります。

日帰りバスツアーが多いはとバスは全国旅行支援の対象ですが、対象ツアーが限られています

はとバスも、訪れる県によっては準備中のところがありますので、確認してください。

【注意点4】40%引きとならない場合もある

全国旅行支援は40%引きが大きな魅力ですが、必ずしも40%引きされるわけではありません。

上限を超えた金額分は割引されません

交通付き宿泊の場合の割引上限は8,000円、それ以外の場合は5,000円です。

つまり、1泊2万円を超えた分の交通付き宿泊の場合、割引が適用されません

高級ホテルなどに宿泊する場合は、注意してください。

【注意点5】最低旅行代金があるかも


≪画像元:滋賀県

全国旅行支援では、平日5,000円、休日2,000円以上(宿泊を伴う旅行は1人1泊当たり、日帰り旅行は1人当たり)という最低旅行代金があります。

これを下回る旅行には、全国旅行支援が適用されないかもしれません。

【注意点6】予約済みの予約を適用させられないかも


≪画像元:リクルート

筆者もそうですが、全国旅行支援が始まる前に予約を入れた方も多いでしょう。

観光庁から、「予約済みの旅行についても全国旅行支援は適用される」との案内がありましたが、あくまでも原則論です。

筆者の場合、じゃらんnetで予約した宿泊は予約変更によって無事に値引きされました。

予約変更の際に全国旅行支援のクーポンを利用すると、値引きされた状態で変更されます。

全国旅行支援の予算を使い切ってしまった自治体・宿泊施設・予約サイトでは、値引きを適用させられないかもしれません。

【注意点7】接種済証・陰性証明書がない同行者を含む割引について


≪画像元:ひょうごを旅しようキャンペーン

全国旅行支援では基本的に身分証明書、そしてコロナワクチンの接種済証(3回以上)か陰性証明書が必要です。

県民のみ2回接種でOKとしている自治体もあります。

接種済証・陰性証明書がない1人旅でしたら、当然割引を受けられません。

自分は接種済証・陰性証明書があり、同行者に接種済証・陰性証明書がない場合の対応については、全員割引対象外が基本方針です。

これも自治体によって対応が若干異なり、例えば兵庫県の「ひょうごを旅しようキャンペーンワイド」の場合、その同行者のみ割引対象外となり、残りの人は割引対象となります。

【注意点8】他に書類が必要な自治体も


≪画像元:滋賀県

全国旅行支援では基本的に身分証明書、そしてコロナワクチンの接種済証(3回以上)か陰性証明書があればOKです。

ただし、これら以外に書類の提出を求めている自治体もあります。

滋賀県の「全国版 今こそ滋賀を旅しよう!」では、宿泊者確認書の提出が必要です。

公式ページよりダウンロードできますので、忘れずダウンロードして必要事項を記入の上で持参してください。

ダウンロード・プリントできる環境のない人は、宿泊施設などに相談しましょう。

【注意点9】県民割からクーポンの形式が変更された県も


≪画像元:しずおか元気旅

県民割→全国旅行支援で、クーポンの配布形式が変更された県もあります。

例えば静岡県では、県民割の際は紙クーポンのみでした。

全国旅行支援へと拡大された際、アプリ「Region PAY」による電子クーポンも加わりました。

紙クーポン利用不可のお店もあり、電子クーポンの方が使える店舗は多そうですが、スマホとアプリが必須です。

実際に静岡県で使ったところ非常にスムーズでしたが、クーポンの額が足りないときにはアプリにクーポン全額を打ち込み、残額を他の支払い方法で決済する必要があります。

県民割時代に何度も利用していた方は、改めて確認してください。

自治体の公式サイトの確認は必須

最大40%還元でクーポンももらえる全国旅行支援、ぜひとも使いたいものです。

ただし、全国旅行支援と銘打っていますが、自治体の裁量権が大きくなっており、フォーマットが自治体によって異なります。

旅行予約サイトやホテルのサイトだけでなく、自治体の公式サイトもチェックしてください。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)

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情報提供元: マネーの達人
記事名:「 全国旅行支援を利用してきた筆者が気づいた9つの注意点