ビットコイン(BTC)は3月9日に90万円を下回ると下落が加速して40~50万円台で推移していたが、19日に価格が60万円台まで回復した。足元では72万円台、もっとも取引量の多い米ドル建てでは5,800ドル台で取引されている。

一部国内取引所が出している投資家の未決済建て玉情報(3月23日時点)によれば、60万円台で買い越し超過が売り越し超過に転換。85万円台と105万円台は先週に続いて買い越し超過の状態にある。

一方、海外の大手仮想通貨取引所ビットフィネックスでは3月9日からショートポジションが急増して19日には18,000枚と過去7カ月間の最高水準となったが、足元では9,000枚台で推移しており、引き続き高水準ではあるものの急増は一服した印象だ。ロング・ショート比率は約67%で、昨年以来ロングポジションが圧倒的に多い状況が続いている。

昨年10月と12月には、ビットフィネックスにおいてショートポジションが1万枚台まで積みあがった直後に買い戻しのような動きが建て玉と価格で観測された。短期的な値動きを追うには、引き続き、国内外の取引所における売りポジションの動向に注目したい。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 ビットコイン、海外では売りポジションの急増は一服【フィスコ・ビットコインニュース】