ビットコイン市場が急落、3時30分に日本円で100万円を割ると、約1時間で14万円近い(1400ドル)下落幅を伴う市場下落を記録した。

ビットコイン市場は25日未明、相場が急落した。3時30分に日本円で100万円を割ると、約1時間で14万円近い(1400ドル)下落幅を伴う市場下落を記録した。

ビットコイン市場急落に伴い、米Coinbaseでは取引障害が一部発生。他のマーケットと500ドル近い乖離が確認されている。(復旧済み)

BitMEXではロスカット連鎖が発生。LSポジション推移では、ロングポジションのロスカット数が70,000BTCに達した。

日本時間深夜帯のニュースでは、BitfinexとNYAGが争う裁判で、不正疑惑に関する書類を司法当局に提出する必要がないと裁判所が判断したほか、ビットコインETFの動向で、WilshirePhoenixが申請するETFの審査を米SECが正式に開始(パブコメは継続)が報じられた。どちらもポジティブな動向であり、相場急落に及ぼす市場ニュースは見られていない。

CoinPostに市況を寄稿するタキオン氏の最新見解によると、日足のローソク足で陰線が続き、非常に弱いプライスアクションが続いており、25日移動平均線は75日移動平均線とのデットクロスも確認。テクニカル的にも買いにくい相場となっていた。

チャートで示した三角持ち合いの終端付近に差し掛かっていたことも、買いが消極的になっていた要因にあると指摘している。

一方、200日平均線(チャート内:赤)が厚いサポートラインとして機能すると見ており、8000ドル~8500ドル付近で長期的な買い圧力が強まるとした。

ハッシュレート動向
昨日40%もの急落が確認されたハッシュレートの動向は、まだ最新の動向が見えておらず、データの誤りであったか、マイナーの一部撤退か、状況は見えていない。

一方、昨日CoinPostが指摘した、BTC.comのプールステータスに伴う異常値は回復しており、9時に更新されるハッシュレートの更新データの確認を待つ形になる。

BTC価格とハッシュレートは、下の比較図のようにハッシュレートの成長線に前後するようにビットコイン価格が推移する重要指標で、長期的に高い成長線を描いていることから、40%のハッシュレート急落の真相は、中長期市場で把握したい動向となりそうだ。

(記事提供:コインポスト)
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情報提供元: FISCO
記事名:「 ビットコイン急落 1時間で14万円幅 海外取引所で7万BTCのロスカット連鎖【フィスコ・ビットコインニュース】