25日のビットコインは、71.3~72.3万円で推移した。71~73万円のレンジ下方での推移が続いた。夜間にかけてはレンジ上方への戻りを試す展開が期待される。

足元では、米テザー社が5億ドル相当の仮想通貨テザー(USDT)を市場から買い戻したうえで消却すると発表したことが報じられている。同通貨に対する懸念が10月中旬の相場に大きな影響を与えていただけに、今後の展開が注目されるところだろう。

テザー社は、同社が発行するUSDTと同量の米ドルを保有することで、いつでもUSDTとテザーを交換するということを担保に1USDT=1ドルとなる価格安定型通貨としてUSDTを流通させていたが、10月頭に仮想通貨取引所ビットフィネックス上で法定通貨の入金が一時停止されたことを受け、仮想通貨取引によく用いられるテザーの売りが加速してテザー価格が米ドルから一時大きく乖離したため、テザーの信用問題へと発展した。また、テザーを別の仮想通貨へと交換する流れも起こり、10月中旬にはビットコインやアルトコインの一部の価格が上昇するという事態が起こった。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 10月25日の仮想通貨市場【フィスコ・ビットコインニュース】