ベネズエラの憲法議会が、仮想通貨のための中央銀行を設立する法案を含む、憲法改正の準備を進めていることが14日、海外メディアの報道により明らかとなった。憲法改正案は35日以内に議会に提出されるもようだ。

ベネズエラの国会議員団の一人である、ヘルマン・エスカラ氏は、木曜日にカラカスで実施されたロイターによるインタビューで、憲法議会が新しく準備を進めている憲法改正案の中に、仮想通貨のための中央銀行の設置計画が含まれていることを明らかにしたという。なお、憲法改正後の中央銀行は仮想通貨の取引や金融・財政政策の機能を備えたものになるようだ。

同国のマドゥロ大統領は昨年12月初旬、原油を裏付けとする仮想通貨「ペトロ」の発行を表明し、1月6日には1ペトロにつき1バレルの原油を裏付けとして100万ペトロの発行を命じている。そして2月にペトロを立ち上げ、今年6月4日から新通貨「ボリバル・ソベラノ」を導入している。

また今年7月には、通貨の単位を5ケタ切り下げる「デノミ」を実施すると発表。マドゥロ大統領は、8月20日に現在流通する10万ボリバルを新通貨1ボリバル・ソベラノに切り替えるとして、仮想通貨「ペトロ」がボリバル・ソベラノの価値を支えると説明している。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 ベネズエラ、仮想通貨のための中央銀行を設立か【フィスコ・ビットコインニュース】