マルタ証券取引所(MSE)と、香港拠点の仮想通貨取引所であるOKExが共同し、セキュリティートークン(証券トークン)に特化した取引所を開設すると発表された。この取引所OKMSXは、2019年第1四半期を目処にオープンする予定で、開設されれば世界初の試みとなる。

セキュリティートークンとは、現実世界での価値の裏付けとして証券の役割を果たし得るトークン(ブロックチェーン上で発行される独自通貨の場合が多い)のことを指す。

マルタ共和国はブロックチェーン技術を推進すべく、法整備を進めている。新設されたマルタ・デジタル・イノベーション当局は、テクノロジーの分野で他国の当局との効果的な協力を確保することが期待されている。

この他、仮想通貨やICO(仮想通貨技術を利用した資金調達の一種)に関連する特定のサービス構築のための規制体制と枠組みを整えるなどの対応をしており、ブロックチェーン・プラットフォームの認証やICOプロジェクトの認可などに取り組む予定だ。こうした背景から、世界の大手仮想通貨取引所が複数マルタへ移転している。香港拠点の仮想通貨取引所OKExもそのひとつといえる。

マルタでは、世界最大の取引量を誇る仮想通貨取引所バイナンスの出資を受けた世界初の分散型銀行(従来の銀行と異なり、トークンに投資するコミュニティが共同で所有することになる銀行)の設立というプロジェクトも進行されている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 マルタ証券取引所とOKEx、セキュリティートークンの取引所開設へ【フィスコ・ビットコインニュース】