ウェブマーケティング支援や運用代行などを展開するガイアックス<3775>は、執行役である肥後彰秀氏が、日本ブロックチェーン協会(JBA)の代表理事に就任したことを26日付で発表した。

同社が展開するシェアリングエコノミー事業はブロックチェーン技術との親和性が高いと考え、同社はこれまでブロックチェーンを活用したサービス開発に取り組んできた。同社はシェアリングエコノミーとブロックチェーンによって、個人対個人の取引がより加速すると考えており、今後もブロックチェーンを活用したサービスの開発提供に取り組んでいくという意向を示している。

現在国内では、仮想通貨の基盤ともいえるブロックチェーン技術に特化した政策提言やイベント開催などを行う日本ブロックチェーン協会のほか、仮想通貨交換業者全体が参加して業界の健全化を図る自主規制団体である仮想通貨交換業協会(JVCEA)、また日本仮想通貨事業者協会など複数の団体が存在する。

今回、日本ブロックチェーン協会の代表理事は25日にビットフライヤー代表取締役の加納裕三氏が代表理事を辞任したことにより、ガイアックスの肥後氏が新任理事として就任することとなった。これは、22日に金融庁がビットフライヤーを含む大手仮想通貨取引所の運営会社に業務改善命令を発出したことと関連するとみられる。

時を同じくして仮想通貨交換業協会は25日、副会長を務めていたビットフライヤー代表取締役の加納氏、ビットバンク代表取締役の廣末紀之氏が、22日に金融庁よりビットフライヤーとビットバンク社に発出された仮想通貨交換業に関する業務改善命令を受け、副会長を辞任したことを発表している。

仮想通貨業界に対する金融庁の規制や監査が強化される中で、仮想通貨やブロックチェーン業界関連団体の体制整備が進む。こうした動向が業界の健全化へつながることが期待される。




<HH>

情報提供元: FISCO
記事名:「 ガイアックス執行役の肥後彰秀氏、日本ブロックチェーン協会の代表理事に就任【フィスコ・ビットコインニュース】