マーシャル諸島が独自の仮想通貨「ソブリン」を発行することが明らかになった。デビッド・ポール大統領補佐大臣が27日、同国国会がソブリンの発行法案を可決したと伝えたとロイター通信が報じた。ソブリンをICO(仮想通貨技術を利用した資金調達)を通じて発行し、米ドルと共に法的通貨として流通させる方針だという。

ソブリンの発行時期は決まっていないが、プリセール(事前募集)は間もなく始めるようだ。インフレーションを防止するため、ソブリンの供給量の上限を2400万枚に設定。規制環境下の既存の銀行で受け入れられるよう、ブロックチェーン上で利用者に本人確認を要求する仕組みを採用したという。

ICOによって調達された資金の一部は、同国のナショナルトラストのファンドに充てられ、将来世代のために使用される。

官製仮想通貨としては、20日にベネズエラ政府が仮想通貨ペトロの発行を開始したと発表した。その他、中国、エストニア、イランなどが独自の仮想通貨の発行を検討している。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 マーシャル諸島、独自の仮想通貨ソブリン発行へ【フィスコ・ビットコインニュース】