【ブラジル】ボベスパ指数 108523.47 +0.18%
6日のブラジル株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比198.11ポイント高(+0.18%)の108721.58で取引を終了した。107415.53から108743.77まで上昇した。

軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しがやや優勢。また、原油価格の上昇なども資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、指数の上値は重い。米利上げの早期収束観測の後退が警戒されたほか、海外株安なども足かせとなった。

【ロシア】MICEX指数 2272.37 +1.07%
6日のロシア株式市場は7日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比24.07ポイント高(+1.07%)の2272.37で取引を終了した。2243.77から2276.50まで上昇した。

売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。企業の好業績報告が支援材料となり、対照セクター物色する動きが活発になった。また、原油価格の上昇も資源セクターのサポート材料。一方、海外株の下落や米利上げの早期収束観測の後退などが指数の足かせとなった。

【インド】SENSEX指数 60506.90 -0.55%
6日のインドSENSEX指数は反落。前日比334.98ポイント安(-0.55%)の60506.90、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同89.45ポイント安(-0.50%)の17764.60で取引を終えた。

売りが先行した後は狭いレンジでも見合った。利上げ観測が嫌気された。8日に開催される予定となる金融政策決定会合では、25bp(ベーシスポイント)の利上げが実施されると予測される。また、株式市場からの外資流出が加速していることも圧迫材料。統計によると、1月の外資流出額は2885億2000万ルピーに上り、7カ月ぶりの高水準を記録したという。ほかに、財閥アダニ・グループの不正会計疑惑が環境産業に悪影響を与えるとの指摘も関連銘柄の売り手掛かりとなった。

【中国本土】上海総合指数 3238.70 -0.76%
週明け6日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比24.71ポイント安(-0.76%)の3238.70ポイントと続落した。

米長期金利の上昇や、中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収スタンスが嫌気されている。人民銀は6日、リバースレポ取引により、満期分との差引で3730億人民元を市中から引き揚げた。先週も、連日で巨額の資金を吸収している。米中関係の悪化も警戒。米軍は4日、米本土上空に飛来した中国の「大型気球」を撃墜した。中国外交部は5日、「民間の無人飛行船が米国に入ったのは不可抗力」だとし、「撃墜は無責任な行動」と強く非難している。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、米中関係の悪化も警戒