23日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比31.93ポイント(0.93%)安の3411.51ポイントと反落した(上海A株指数は0.93%安の3411.51ポイント)。


欧米各国との対立が懸念される流れ。欧州連合(EU)は22日、新疆ウイグル自治区の少数民族に対する「深刻な人権侵害」に関与したとして、中国当局者や団体に制裁を科した。それに同調し、米国や英国、カナダも制裁措置を発表している。一方、中国外交部は22日、EU側に対する報復措置を公表した。外交関係の冷え込みが経済活動に波及すると不安視されている。中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁発言を引き続き手がかりに小じっかりでスタートしたものの、上値は重く、指数はほどなくマイナスに転じた。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、素材関連の下げが目立つ。改質プラスチックの金発科技(600143/SH)が5.9%安、非鉄の中国アルミ(601600/SH)が5.1%安、化学繊維の恒力石化 (600346/SH)が4.8%安、鉄鋼の宝山鋼鉄(600019/SH)が4.7%安で引けた。


消費関連株もさえない。免税店運営の中国旅遊集団中免(601888/SH)が3.7%安、ピックアップトラック・SUV生産の長城汽車(601633/SH)が3.5%安、醤油メーカー中国大手の仏山市海天調味食品(603288/SH)が2.1%安で取引を終えた。インフラ関連株、運輸株、医薬品株、不動産株、ハイテク株、銀行株なども売られている。


半面、証券株は高い。国金証券(600109/SH)が5.1%、東呉証券(601555/SH)が3.4%、光大証券 (601788/SH)が2.4%、興業証券(601377/SH)が1.2%ずつ上昇した。保険株、メディア関連株の一角も買われている。


一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.74ポイント(0.71%)安の241.89ポイント、深センB株指数が10.91ポイント(0.97%)安の1109.13ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)




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情報提供元: FISCO
記事名:「 23日の中国本土市場概況:上海総合0.9%安で反落、欧米との対立を警戒