15日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比18.53ポイント(0.64%)安の2891.34ポイントと反落した。上海A株指数も下落し、19.37ポイント(0.63%)安の3029.26ポイントで取引を終えている。

利下げ期待が後退する。中国人民銀行(中央銀行)が予想外の資金供給を実施したものの、金利が据え置かれたことを嫌気した。米中貿易協議の交渉難航も重し。「第1段階」の合意を巡って、12月の追加関税発動まで間に合わないとの見方が出ている。

業種別では農業、セラミック、製紙株がさえない。中牧実業(600195/SH)が4.8%安、広東松発(603268/SH)が1.7%安、河南銀鴿実業 (600069/SH)が4.0%安と値を下げた。印刷包装、セメント株の一角も売られている。

半面、鉄鋼株が高い。包鋼鋼聯(600010/SH)が4.1%高、山東鋼鉄 (600022/SH)が1.5%高、杭州鋼鉄(600126/SH)が2.2%高で引けた。

外貨建てB株は値下がり。上海B株指数が2.96ポイント(1.15%)安の255.22ポイント、深センB株指数が4.89ポイント(0.54%)安の901.40ポイントで終了した。

【亜州IR】




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情報提供元: FISCO
記事名:「 15日の中国本土市場概況:上海総合0.64%安で反落、利下げ期待後退を嫌気