25日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比256.03ポイント(0.86%)安の29549.80ポイントと5日続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が161.74ポイント(1.39%)安の11502.04ポイントと4日続落した。ハンセン指数は約3週ぶりの安値水準を切り下げている。売買代金は975億1200万香港ドルと低水準が続いた(24日は985億1700万香港ドル)。

上海総合指数のマイナス幅拡大を嫌気。預金準備率の引き下げをはじめとする金融緩和の期待感は、中国で一段と後退している。企業業績の好調を手掛かりに、ハンセン指数はプラス圏で推移する場面がみられたものの、引けにかけて売りの勢いが増した。

ハンセン指数の構成銘柄では、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が4.9%安、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が3.8%安、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が3.5%安、ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が2.9%安、中国インターネットサービス最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が2.6%安と下げが目立つ。時価総額上位の本土系金融株も軒並み売られた。

業種別では、自動車がさえない。上気した吉利汽車HDのほか、華晨中国汽車HD(1114/HK)が6.1%安、北京汽車(BAICモーター:1958/HK)が5.2%安、広州汽車集団(2238/HK)が4.3%安、長城汽車(2333/HK)が3.3%安、比亜迪(BYD:1211/HK)が3.1%安、東風汽車集団(489/HK)が3.0%安とそろって続落した。

空運や海運の運輸セクターも売られる。中国南方航空(1055/HK)が3.5%安、中国東方航空(670/HK)が2.9%安、中国国際航空(753/HK)が2.7%安、中遠海運能源運輸(1138/HK)と中遠海運HD(1919/HK)がそろって4.5%安で引けた。

5G関連銘柄も急落。通信設備の京信通信系統HD(2342/HK)が5.4%安、中興通訊(ZTE:763/HK)が4.1%安、通信インフラ工事の中国通信服務(552/HK)が3.7%安、基地局運営の中国鉄塔(788/HK)が5.7%安と値を下げた。

本土市場は反落。主要指標の上海総合指数は、前日比2.43%安の3123.83ポイントで取引を終えた。素材株が安い。自動車株、消費関連株、インフラ関連株、ハイテク株、不動産株なども売られた。医薬品株や証券株も引けにかけて値を下げている。

【亜州IR】




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情報提供元: FISCO
記事名:「 25日の香港市場概況:ハンセン0.9%安で5日続落、吉利汽車4.9%下落