【ブラジル】ボベスパ指数 85269.31 -0.47%
20日のブラジル市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比404.21ポイント安(-0.47%)の85269.31で取引を終えた。86583.75から84755.69まで下落した。

買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。海外市場がそろって下落したことが警戒され、ブラジル株にもリスク回避の売りが広がった。また、米利上げの実施や米政府機関閉鎖への警戒感が高まっていることも圧迫材料。ほかに、原油価格の下落などが資源セクターの売り手掛かりとなった。

【ロシア】MICEX指数 2352.88 -0.24
20日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMICEX指数は前日比5.70ポイント安(-0.24)の2352.88で取引を終了した。2352.88から2317.57まで下落した。

売りが先行した後は下げ幅をじりじりと縮小させた。米利上げの決定が嫌気され、ロシア株にも売りが広がった。また、原油価格やアジア市場の下落なども指数の足かせとなった。インフレ率の落ち着き観測や財政収入の拡大見通しなどが好感された。

【インド】SENSEX指数 36431.67 -0.14%
20日のインドSENSEX指数は8日ぶりに反落。前日比52.66ポイント安(-0.14%)の36431.67、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同15.60ポイント安(0.14%-)の10951.70で取引を終えた。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を縮小させた。前日の米株式市場の下落に加え、この日のアジア市場が軟調な展開を示していたことを受け、インド株にも売りが先行。また、インド市場が前日19日までに7連騰しており、足元では高値警戒感も強い。

【中国本土】上海総合指数 2536.27 -0.52%
20日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比13.30ポイント安(-0.52%)の2536.27ポイントと3日続落した。約2カ月ぶりの安値水準を切り下げている。

投資家心理が悪化する流れ。米金融当局は今年4回目の利上げを決定し、今後も資産圧縮を進める方針を示したことを受け、世界的に景気が減速するとの不安が一段と増している。昨夜の米株や、香港を含むこの日のアジア株が軒並み急落したこともマイナス材料だ。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は8日ぶりに反落、前日の米株式市場の下落