<7066> ピアズ 870 -108
大幅に反落。前日に急伸した反動で売り優勢となっている。ピアズは27日、大学発スタートアップ企業のSuishow(東京都中野区)と業務提携契約を締結したと発表。SuishowはNFTマーケットプレイスや法人向けメタバース構築サービスなどを展開しており、テーマ性があるとの見方から買いが殺到し、28日にストップ高を付けていた。ただ、同日に18%以上も上昇したことから短期筋による値幅取りの動きも出ているようだ。

<3793> ドリコム 741 +100
ストップ高で年初来高値更新。23年3月期第1四半期(22年4-6月)の営業利益を前年同期比62.1%増の8.17億円と発表している。主力のIPゲームタイトルがグローバルで好調に推移していることに加え、一部の不採算タイトルをクローズしたことからゲーム事業が伸長し、利益拡大を牽引した。通期予想は前期比25.7%増の20.00億円で据え置いた。進捗率は40.9%に達しており、第1四半期の好業績を評価した買いが入っているようだ。

<7352> Bエンジニア 995 +55
一時ストップ高。8月31日を基準日として1株につき2株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性向上と投資家層の拡大を図ることが目的。株式分割に伴い定款を一部変更し、発行可能株式総数を1949万3600株から3898万7200株に引き上げる。なお、分割後も100株以上保有の株主を対象とした優待制度は変更せず現行通りとするため、実質的な拡充になるとしている。

<6092> エンバイオHD 571 +8
大幅に3日ぶり反発。再生可能エネルギーを用いたコーポレートPPA(電力購入契約)事業会社のMaF合同会社(東京都新宿区)の出資持分の90%を取得し、子会社化すると発表している。FIT制度に依存しない事業モデル構想の一環で、コーポレートPPAに特化した再生可能エネルギー発電事業を行うことが目的。コーポレートPPAは、電力需要家である企業が発電事業者(MaF)との間で結ぶ再生可能エネルギー電力の購入契約。

<3966> ユーザベース 806 +38
大幅に3日ぶり反発。経済産業省が定める事業適応計画(成長発展事業適応計画)の認定を受けたと発表している。コロナ禍に生じた欠損金を対象に最長5事業年度の間、繰越欠損金の控除上限を投資実行金額の範囲内で最大100%(現行50%)に引き上げる特例措置を受けられる。認定を受けた会計年度の純利益が改善する効果がある。繰延税金資産の計上額は、今後速やかに開示する。業績予想も修正の必要が生じた場合は直ちに開示するとしている。

<4591> リボミック 205 +2
大幅高。変形性関節症治療薬として開発中のRBM-010(抗ADAMTS-5アプタマー)に関する物質特許について、米国及びシンガポールで特許査定を得たとの通知があったと発表している。両国のほか、日本や欧州、中国、韓国を含む複数国に出願している。ADAMTS-5はADAMTS酵素ファミリーに属するアグリカナーゼ。変形性関節症の患者数は、日本で2500万人以上、世界で約2億4000万人以上と推定されているという。 <ST>
情報提供元: FISCO
記事名:「 新興市場銘柄ダイジェスト:Bエンジニアは一時ストップ高、ピアズが大幅に反落