グローセル<9995>は28日、2023年3月期第1四半期(22年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.3%増の161.41億円、営業利益が同312.3%増の4.27億円、経常利益が同362.0%増の5.61億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が4.15億円(前年同期は2.16億円の損失)となった。

品目別売上高では集積回路は特に自動車分野を中心に需要が堅調に推移し、前年同期比3.0%増の97.01億円、半導体素子は産業分野の商流変更の影響により、同22.6%減の21.07億円、表示デバイスはOA分野での好調により、同20.6%増の5.30億円、その他はEMS関連が大幅に増加し、同25.3%増の38.02億円となった。
売上原価は前年同期比2.6%増の143.20億円となった。売上高に対する売上原価の比率は、販売製品構成の変化により、前年同期に比べ0.6ポイント減少し88.7%となり、売上総利益は売上高増加により同9.3%増の18.20億円、売上高に対する売上総利益の比率は前年同期に比べ0.6ポイント増加し11.3%となっている。また、販売費及び一般管理費は、総人件費の減少等により前年同期比10.8%減の13.93億円となった。

2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比3.4%減の650億円、営業利益が同20.8%減の7.55億円、経常利益が同37.5%減の7.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が5.70億円とする期初計画を据え置いている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 グローセル---1Qは増収増益、営業利益は312.3%増