ダイコク電機<6430>は10日、2022年3月期第3四半期(21年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.9%増の190.58億円、営業利益が同153.3%増の15.15億円、経常利益が同90.4%増の15.83億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同145.0%増の12.72億円となった。第1四半期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しており、2022年3月期第3四半期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっている。また、第1四半期より表示方法の変更を行ったため、当該表示方法を反映した組替え後の対前年同四半期増減率を記載している。
情報システム事業の売上高は前年同期比7.1%増の147.27億円、セグメント利益は同26.6%増の21.51億円となった。「パチンコホール向け製品等」の売上は、パチンコホールの一部をパチスロ機からパチンコ機に変更する小規模な改装工事の増加に伴い、ファン向け情報公開端末「REVOLA」や「BiGMO PREMIUM」の販売は前年同期を上回り推移したが、半導体不足により製品供給が顧客需要に追い付かず、販売台数を調整することとなった。

制御システム事業の売上高は前年同期比2.4%増の43.41億円、セグメント利益は4.84億円(前年同期は0.01億円の損失)となった。「遊技機メーカー向け表示・制御ユニット等」の売上は、パチンコ機向けの販売が好調に推移したことに加え、事業領域の拡大として新たにパチスロ機の受託製造を開始したことにより前年同期を上回ったが、「部品・その他」の販売は前年同期を下回った。

2022年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比11.4%増の260.00億円、営業利益が同40.0%増の8.50億円、経常利益が同1.3%増の10.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.1%増の6.50億円とする期初計画を据え置いている。なお、当第1四半期より表示方法の変更を行ったため、増減率については、当該表示方法の変更を反映した組替え後の前年同期数値を用いて算出している。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 ダイコク電機---3Qは増収・大幅な増益、両事業が順調に推移