<4479> マクアケ 5310 -1000
ストップ安。21年9月期の営業利益を従来予想の6.20億円から3.11億円(前期実績5.10億円)に下方修正している。消費動向の不透明さを映して売上高が計画水準を下回る一方、先行投資を続けて販管費を見直さない方針としたため。第3四半期累計(20年10月-21年6月)の営業利益は前年同期比62.1%減の2.01億円で着地した。通期予想が増益見通しから一転して減益見通しになったことが嫌気され、売り優勢となった。

<6573> アジャイル 500 +12 564 +76
一時ストップ高。子会社のクリエ・ジャパン(東京都港区)が富士通<6702>の主催する富士通アクセラレータープログラム「Work Life Shift」の採択企業に決定したと発表している。同プログラムはスタートアップ企業と富士通の事業部門とのマッチングで新たな事業機会の創出を目指すもの。また、投資育成業のサイブリッジ合同会社が保有割合を9.99%(前回5.01%)に増やしたことも材料視されたようだ。

<7777> 3Dマトリクス 321 -7
朝高後、マイナス転換。アスベスト(石綿)が原因で発症する悪性胸膜中皮腫に対して顕著な治療効果の可能性がある核酸医薬の抗がん剤の開発に成功したと共同開発先の広島大学の研究グループが発表している。共同開発した抗がん剤「MIRX002」は、悪性胸膜中皮腫に効果のある「マイクロRNA」と、それをがん細胞に送達するためのスリー・ディー・マトリックスの界面活性剤ペプチド「A6K」を組み合わせたものという。

<7365> シックHD 784 +26
続伸後もみ合い。ジャパンベストレスキューシステム<2453>と資本業務提携すると発表している。連結子会社のアクトコール(東京都新宿区)とTSUNAGU(同)を株式交換でジャパンベストレスキューシステムに譲渡する。株式交換に伴い特別利益約18億円を計上するほか、法人税調整額として約6億円を計上する見込みとなったため、21年9月期の純利益を従来予想の4.46億円から16.46億円(前期実績4.52億円)に上方修正した。

<3498> 霞ヶ関キャピタル 3820 +75
大幅続伸。8月31日を基準日として1株につき2株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性向上と投資家層の拡大を図ることが目的。株式分割に伴い、定款を一部変更して発行可能株式総数を960万株から1920万株に増やす。また、株主優待ポイントの贈呈に必要な保有株数を拡大させるが、分割割合に応じたもので実質的な変更はない。

<7826> フルヤ金属 6700 -100
朝高後、マイナス転換。21年6月期の営業利益を従来予想の79.50億円から104.52億円(前期実績36.79億円)に上方修正している。一部貴金属価格が想定を上回って推移したため。また、ケミカルセグメントの有機EL向け化合物や電極向け貴金属化合物の受注、貴金属リサイクル受注が好調に推移していることも利益を押し上げる見通し。 <ST>
情報提供元: FISCO
記事名:「 新興市場銘柄ダイジェスト:アジャイルは一時ストップ高、マクアケがストップ安