<3802> エコミック 1144 +150
ストップ高。21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)の営業損益を前年同期比5.0%増の1.18億円の黒字と午前の取引終了後に発表している。給与計算処理人数やクラウド型年末調整サービス「簡単年調」の受注が増加した。第2四半期累計(0.44億円の赤字)から黒字に転換したため、買い材料視されているようだ。通期予想は前期比7.9%増の1.46億円の黒字で据え置いた。

<4431> スマレジ 5190 +255
大幅に反発。クラウドPOSレジ「スマレジ」の1月の登録店舗数が9万2824店になったと発表している。前月比で1.1%増。内訳を見ると、無料プランが1.0%増の7万4443店、有料プランが1.4%増の1万8381店。緊急事態宣言で外食産業への下押し圧力が強い中、登録店舗数が堅調に伸びていることが評価されて買い戻されているようだ。

<9698> クレオ 1351 -159
大幅に反落。21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)の営業利益を前年同期比16.4%減の6.31億円と発表している。受託開発事業やシステム運用・サービス事業が好調だった一方、主力のソリューションサービス事業で第4四半期に大型案件の検収が集中することから減益となった。通期予想は前期比5.3%増の11.00億円で据え置いた。進捗率は57.4%にとどまり、計画未達への懸念から売られている。

<3185> 夢展望 241 +28
急伸。若手男性声優企画「8P(エイトピース)」とのコラボ商品を8日から発売すると開示している。メンバーがセレクトしたアイテムやディティールを元にメンバーをイメージしてデザインした8種類のアパレル製品のほか、帽子やマスクなど5種類のグッズを用意。3点以上の購入でメンバーのブロマイドにメッセージボイスを収録したボイスカードを1枚プレゼントする。

<7317> 松屋R&D 5590 +100
大幅反発。21年3月期の営業利益を従来予想の5.63億円から6.63億円(前期実績4.07億円)に上方修正している。昨年12月に続き、早々に2度目の上方修正となる。直近の実績を織り込みながら最新の顧客内示情報を基に見直した結果、縫製品事業が順調に推移して血圧計腕帯を中心に前回予想を上回る見込みとなった。生産ラインの効率化や在庫の圧縮など費用削減に努めたことも奏功し、過去最高益となる見通し。

<4563> アンジェス 1307 +44
大幅反発。オーストラリアで実施中の高血圧DNAワクチンの第I/IIa相臨床試験において、初期の試験結果の評価を行った結果、重篤な有害事象はなく安全性に問題がないこと、アンジオテンシンIIに対する抗体産生を認めたと発表している。今後、安全性や免疫原性、有効性を評価する試験を継続的に実施していくとしている。アンジオテンシンIIは血圧上昇作用を持つ体内物質。 <ST>
情報提供元: FISCO
記事名:「 新興市場銘柄ダイジェスト:夢展望は急伸、エコミックがストップ高