ジオマテック<6907>は22日、2020年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比13.3%減の54.49億円、営業損失が12.06億円(前期は5.01億円の損失)、経常損失が11.59億円(同4.28億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が35.11億円(同10.20億円の損失)となった。

FPD用基板の売上高は前期比11.0%減の28.52億円となった。液晶パネル用帯電防止膜は、車載向けは安定的に推移したものの、スマートフォン向けではスマートフォンに搭載される表示パネルの多くが液晶パネルから有機ELパネルに移行されたことにより受注は大きく減少した。タッチパネル用透明導電膜は、中国系スマートフォン向けや車載向けが安定的に推移した。

その他製品の売上高は前期比15.7%減の25.96億円となった。カバーパネル向け反射防止・防汚膜は安定的に推移したものの、液晶プロジェクター向けや照明向けで受注が減少した。

2021年3月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症による影響を現時点で合理的に算定することが困難なため未定としている。今後、連結業績予想の開示が可能となった時点で速やかに公表するとしている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 ジオマテック---20年3月期は売上高54.49億円、FPD用基板の車載向けが安定的に推移