CAICA<2315>は13日、2016年10月に発行した暗号資産CAICAコイン(CICC)のプロトコルを、「Counterparty」から「Ethereum」へ移管することを決定したと発表。これに伴い、CICCは、「Counterpartyトークン」から「Ethereum」の「ERC20準拠トークン」へと変換される。

移行決定理由は、Ethereumの送金速度、Ethereum周辺の開発インフラやサードパーティウォレットの充実性、Counterpartyの開発状況や使用状況である。Counterpartyの活発な開発コミュニティは確認できず、Counterpartyを利用する肯定的な側面は小さくなっている。

Ethereumは新しく実験的なプロトコルであるが、ERC20のような比較的単純なコントラクトがアップデートによって深刻な影響を受ける可能性は少ないと予想される。2020年以降の大型のアップデートによる一時的なブロックチェーンの不安定化や交換所での入出金の停止などの事態が発生する可能性はあるが、「ERC20準拠トークン」利用者の不利益になる内容ではないと認識している。

移行後のEthereum上の情報では、CICCの発行上限は300,000,000.00、発行日は、6月12日である。発行アドレスは未定である。

今回の決定は、トークン発行等のために用いるプラットフォームを変更すること以外に大きな変更点はない。各トークンの発行数や交換所での売買可否についての変更はない。変換するための対応は、フィスコ仮想通貨取引所(FCCE)が運営している Zaif Exchangeに委託。今後の案内は、FCCEからZaif Exchangeを通じて開示される。





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情報提供元: FISCO
記事名:「 CAICA---CICCのプロトコルを「Counterparty」から「Ethereum」へ移管