ジオマテック<6907>は7日、2020年3月期第3四半期(19年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比15.2%減の40.51億円、営業損失が9.50億円(前年同期は3.04億円の損失)、経常損失が8.97億円(同2.35億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が28.84億円(同7.41億円の損失)となった。

FPD用基板の売上高は前年同期比10.2%減の21.37億円となった。液晶パネル用帯電防止膜は、液晶ディスプレイパネルを搭載したスマートフォンの伸びが低下していることや、米中貿易摩擦の影響から中国スマートフォンメーカーの生産が鈍化していることから受注が減少した。タッチパネル用透明導電膜は、スマートフォン向けが厳しい一方、カーナビゲーション向けで安定的に推移した。

その他製品の売上高は前年同期比20.2%減の19.13億円となった。車載向けカバーパネルは安定的に推移したが、その他薄膜製品は市場全体の低迷から受注が減少した。

2020年3月期通期については、業績予想の算定が困難であることから、2019年10月31日に発表した通期業績予想は一旦取り下げ、未定とするという。通期業績予想の開示が可能となった時点で改めて開示するとしている。




<SF>

情報提供元: FISCO
記事名:「 ジオマテック---3Qは売上高が40.51億円、車載向けが堅調に推移