ワコム<6727>は12日、記入用紙に付属のペンで書き込んだものをリアルタイムでデジタル化・共有するクリップボード「PHU-111」が、VQS (本社:東京都新宿区)の販売するWeb会議システム・遠隔授業システム「VQSコラボ」(開発元はオサムインビジョンテクノロジー(本社:京都府京都市))に採用されたと発表。

教材のデジタル化や授業のICT化が進む教育の現場では、学校だけでなく、学習塾や資格学校などでもオンラインレッスンを活用した授業の質の向上が求められており、「VQSコラボ」は、遠隔授業で重視される高音質、安定性、教育向けの機能に加えて、教室での授業と同等の学習効果を上げるために「双方向・リアルタイムでの手書き入力ツール」の重要性に着目。

「VQSコラボ」と「PHU-111」と組み合わせることで、生徒が手元で書き込んだ文字や図形が教師側でも連動して表示されるため、リアルな感覚での書き取り、添削の指導が可能となる。これにより、離れたところで授業を受けている生徒に対しても、まるで対面指導を受けているかのようなレッスンを提供できるようになった。

今後もワコムは、VQSをはじめとしたパートナー会社と協力し、学習塾の遠隔授業のさらなる質の向上を目指すとしている。



<SF>

情報提供元: FISCO
記事名:「 ワコム---手書きをデジタル化するクリップボード「PHU-111」が遠隔授業システム「VQSコラボ」に採用