エムアップ<3661>は15日、2018年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比0.8%減の36.83億円、営業利益が同27.4%減の3.09億円、経常利益が同7.2%減の4.34億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同68.7%減の0.96億円となった。

携帯コンテンツ配信事業の売上高は前期比6.3%減の27.89億円、セグメント利益は同0.8%増の7.77億円となった。事業の基盤となる有料会員の新規獲得を図るべく、アーティストや声優、タレントのファンクラブサイトの新規開設や、他社からのサイト運営の移管に取り組んだ。また、既存のファンクラブサイトは、ファンメールやWEBラジオ機能等の利用者目線に立った新たなコンテンツを投入し、会員数維持や単価上昇のための施策を講じるとともに、年会費制の導入などファンクラブの多角化も進めた。新規事業への取り組みは、テレビ局が提供するアニメ動画見放題サービスの開発や、タテ型アニメ視聴アプリのリリースなど、これまでのコンテンツ配信で培った経験やノウハウを活用し、動画配信分野の強化、開拓を進めた。

PCコンテンツ配信事業の売上高は前期比10.6%減の1.49億円、セグメント損失は0.14億円(前期は0.00億円の利益)となった。アーティスト及びタレント等のPC向け有料ファンクラブサイトの運営を行ってきた。また、将来の携帯コンテンツ配信事業での有料化を見据え、アーティストや俳優、声優などのオフィシャルサイトの受託制作なども実施した。

eコマース事業の売上高は前期比47.6%減の2.27億円、セグメント利益は同58.0%減の0.24億円となった。CD、DVD及びブルーレイといった音楽映像商品と、それに関連するアーティストグッズを中心に、大手レコード会社との提携によるレコード会社の公式販売サイトの運営管理と、運営サイトを通じた販売の両面から事業を展開した。しかし、前年度において、アーティストの活動状況に伴い計上された一時的な収益が剥落し、収益は減少した。

なお、同日発表したEMTGの完全子会社化における影響については、現在精査中である。そのため、2019年3月期の連結業績の見通しは、適正かつ合理的な数値の算出が困難であり、開示をしていない。今後、業績予想数値の合理的な算出及び公表が可能になった段階で、速やかに開示するとしている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 エムアップ---18年3月期は新規サイトやアプリの売上は堅調に推移、EMTGを完全子会社化