オウケイウェイヴ<3808>は13日、MieTech(診エテック)と慶應義塾大学医学部眼科教室と眼底の疾患をスクリーニングするAIの開発に着手したと発表。

AIによる眼底写真を用いた眼科疾患の診断を支援するスクリーニングプログラムの開発を進めている。現段階では、医師による眼底写真読影観点をAI判定に組み入れることで判定精度、判定内容を向上させ、健康な状況の眼底写真であるか判別ができるようになった。

医師不足や医師の偏在が社会問題となっている中で、全国市町村1,718自治体のうち682もの自治体が眼科医の存在しない状況となっている。更にドライアイ患者の増加や視力回復手術への関心の増大など目にまつわる悩みを持つ人は増えている。加えて高齢者の増大が予測されるなか、眼科疾患に罹患する高齢者も増えると考えられている。

こういった背景から、眼科医師のスクリーニングサポートにより業務負担を軽減し、眼科のない自治体でも眼科以外の科でAIを活用し、眼科疾患の早期発見と眼科への紹介を行えるようになることを目的として開発に着手した。ミャンマーなど医療提供体制が乏しい海外での実装を行い海外の医療にも貢献していく意向。


<MW>

情報提供元: FISCO
記事名:「 オウケイウェイヴ---慶應大学とMieTechと眼底疾患をスクリーニングするAIの開発に着手