ワイヤレスゲート<9419>は6日、2017年12月期第3四半期(2017年1~9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.6%減の88.90億円、営業利益が同29.0%減の7.00億円、経常利益が同31.2%減の5.81億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同35.8%減の3.37億円となった。

ワイヤレス・ビジネスドメイン事業(BtoB事業)は、売上高が前年同期比110.3%増の2.61億円と大幅に拡大しており、子会社LTE-Xに関しても9月にVAIOとの業務提携に合意する等順調に事業を進捗させている。

ワイヤレス・ブロードバンド事業(BtoC事業)は、売上高が前年同期比5.3%減の86.05億円となったが、新規会員の更なる獲得や既存顧客の退会防止に向けた追加施策を実施したこと等により、「ワイヤレスゲートWi-Fi+WiMAX」サービスの売上は底堅く推移した。

利益面については、利益率の高い公衆無線LANサービスの売上高が減少したこと、「ワイヤレスゲートWi-Fi+WiMAX」サービスの顧客獲得に関わる販売関連費用が増加したこと、子会社LTE-Xにおける事業展開コストが増加したこと等により、営業減益となった。

2017年12月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比7.0%増の130.97億円、営業利益が同34.5%減の8.19億円、経常利益が同37.8%減の6.83億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同40.2%減の4.15億円としている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 ワイヤレスゲート---第3四半期の売上高はワイヤレス・ビジネスドメイン事業が順調に拡大