■電算システム<3630>の業績の動向

3. 収納代行サービスセグメントの詳細
(1) 決済サービス
決済サービスの2017年12月期第2四半期の売上高は7,829百万円で、前期比9.0%増、計画比1.4%増と堅調に推移した。その内訳を見ると、中核の払込票決済サービスの売上高が前年同期比10.4%増、計画比2.2%増の6,942百万円と伸長したことが大きいことがわかる。ペーパーレス決済サービスや口座振替サービスは一定の需要があるため堅調に推移してはいるが、コンビニエンス・ストアにおける払込票決済サービスが深く浸透しているため、これら新サービスへの移行が逆に進まない状況とみられる。

(2) 決済イノベーション
2017年12月期第2四半期の決済イノベーションの売上高は290百万円で前年同期比25.9%増と大きく伸びたが、計画比では2.2%増とほぼ想定線と言える。国内送金サービスである収納窓口サービスは、導入店舗が2,000店舗以上に達し、着実に事業基盤を拡大させている。国際送金はマイナンバー導入の影響はあったものの、送金金額、1日平均送金件数、送金登録者数のいずれもが順調に右肩上がりを続けている状況だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 電算システム Research Memo(6):決済サービス、決済イノベーションともに計画どおりの進捗