以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「株ファイター」氏(ブログ「株ファイターの株報道」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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2017年9月7日15時に執筆

量子コンピューターは既存のコンピューターと比べて格段に優れた計算速度を実現できる。コンピューターが単位時間当たりに処理できる情報量が増えれば、より高い機能を持たせることが可能となる。自動運転車の普及やIoT製品の増加などにより大容量のデータ処理を求められる場面は飛躍的に増える可能性があり、量子コンピューター技術の更なる発展が期待できるぜ。

■自動運転車の普及が進めば量子コンピューターの必要性が高まる
自動車業界では自動運転車の開発が活発に進められている。自動運転を実現することで事故リスクを低減できるほか、陸運ビジネスにおける人件費削減につながる。特に高齢化が進み運転免許を返納せざるを得ない高齢者が少なくない日本では、自動運転車の普及により自動車メーカーは収益を確保したいところだ。自動運転車が安全に走行するためには、道路情報や周囲を走る自動車の走行情報などを効率よく処理する必要がある。処理が遅れれば事故にもつながりかねないだけに、大容量のデータを処理できる量子コンピューターの活躍が期待される。量子コンピューターと自動運転車の開発が並行して進められれば、双方の技術が発達し普及ペースを早めやすくなるぜ。

■量子コンピューター関連銘柄が注目されている理由とは?
量子コンピューター関連銘柄は、処理すべき情報量が増大し続けていることから注目を集めている。自動運転車など先進的な投資テーマとの関連性もあり、幅広い角度からテーマ性を評価できる。日本政府が量子コンピューター開発に予算を投じる方針を示していることも、関連銘柄への注目を後押しするだろう。計算速度の速さで知られ、災害予測等の幅広い分野で活用されているスーパーコンピューター開発について、日本は一定の実績を誇っている。量子コンピューター分野にも既に取り組み始めている企業が複数あり、日本企業が量子コンピューター開発を進めて大容量のデータ処理性能を高められるかに注目したいぜ。関連銘柄は大企業が中心であることから、比較的安心して投資しやすいテーマとも言えるだろう。

■株ファイターオススメの量子コンピューター関連銘柄

<6702>富士通
大手電機メーカーだな。スーパーコンピューター開発で実績を上げており、量子コンピューター開発においても力を発揮することが期待される。既に量子コンピューター技術を応用したAIビジネスに取り組み始めている。

<6864>エヌエフ回路設計ブロック
電子計測器ビジネスなどに取り組んでいる企業だ。「超低雑音増幅器」と呼ばれる量子コンピューターに使用される部品を製造している。量子コンピューターが普及すれば需要が増加し、同社の業績を大きく押し上げることが期待されるぜ。

<4716>日本オラクル
データベース管理ソフト等を手掛けている企業だ。量子コンピューターが普及する時代が到来すれば、存在するデータ量が膨大になっていると考えられる。データの分析だけでなく適切な管理も求められることになり、同社が強みを発揮できる可能性があるぜ。

■一言
量子コンピューターは既存のスーパーコンピューターよりもさらに高い性能を発揮し得ることから注目を集めている。日本でも政府が開発を後押しする流れが生まれており、関連銘柄を注視しておきたい。

今回の量子コンピューター関連銘柄は、今挙げた3つの銘柄のほかに、自身のブログ【株ファイターの株報道】にてさらにいくつか紹介している。そっちの方もチェックしてみてくれ。

その他にも、話題のテーマ株であるIoT関連、人工知能関連、フィンテック関連、ドローン関連、自動運転関連、TPP関連、バラスト水処理関連、トランプ関連や個人的に注目しているリニア中央新幹線関連、ロボット関連、リチウムイオン電池関連、ZMP関連などの情報を無料で公開しているから、興味があったら【株ファイターの株報道】と検索だ!

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執筆者名:株ファイター
ブログ名:株ファイターの株報道


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情報提供元: FISCO
記事名:「 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家株ファイター:量子コンピューター関連銘柄が上がる?!