ムサシ<7521>は16日、2017年3月期の連結決算を発表。売上高で前期比1.2%減の352.68億円、営業利益で同19.7%増の11.07億円、経常利益で同4.4%増の12.42億円、親会社株主に帰属する当期純利益で同3.8%増の7.81億円と、若干の減収となったものの増益で着地した。

増益の要因は、昨年7月の参議院選挙をはじめ東京都知事選挙や各地方選挙向けに投票用紙読み取り分類機や交付機などの機器、業務管理ソフトなど選挙システム機材の販売が好調に推移し、前年を大きく上回ったため。

また、2018年3月期の業績予想については、売上高で前期比1.0%減の349.23億円、営業利益で同45.5%減の6.04億円、経常利益で同45.4%減の6.78億円、親会社株主に帰属する当期純利益で同49.6%減の3.94億円としている。情報システム機材分野のメディアコンバート事業をはじめ金融汎用システム機材など各事業とも伸長すると見込むものの、前期の参議院選挙需要の反動減で選挙システム機材が大幅な減収となることが影響する。

なお、業績予想には、今期中に衆議院選挙が実施された場合の需要は含まれていない。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 ムサシ---17年3月期は20%営業増益で着地、参院選や都知事選等向け機材販売が伸長