ベネフィット・ワン<2412>は8日、2017年3月期連結決算を発表。売上高が前期比13.1%増の294.78億円、営業利益が同34.4%増の58.52億円、経常利益が同32.8%増の57.27億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同40.9%増の38.55億円だった。

主力の福利厚生事業においては、経営の効率化や従業員の満足度向上施策として、引き続き民間企業・官公庁への提案営業を積極的に行うとともに中堅・中小企業の開拓にも注力し、導入企業数が順調に拡大した。報奨金等をポイント化して管理・運営するインセンティブ事業においては既存顧客を中心にポイントの付与・交換が進んだ。疾病予防のための健康支援を行うヘルスケア事業においては取引条件の見直しや業務標準化等により収益が大幅に改善。個人会員向けに割引サービスを提供するパーソナル事業では協業先との販売計画が未達となったが、単価や原価の見直し等の企業努力を行い、連結全体で影響を吸収した。

2018年3月期通期については、売上高が前期比18.7%増の350.00億円、営業利益が同19.6%増の70.00億円、経常利益が同21.3%増の69.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同19.3%増の46.00億円を見込んでいる。福利厚生事業については、大手企業・官公庁マーケットでの堅調な受注を見込むとともに、中堅・中小企業の開拓にも一層注力していく。インセンティブ事業、ヘルスケア事業では市場拡大が続き業績拡大に寄与、パーソナル事業でも新たな協業モデルで再び成長寄与を見込む。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 ベネフィット・ワン---2018年3月期も2ケタ増収増益見通し、主力事業で堅調な受注を見込む