以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家R氏(ブログ「デイトレードで毎日を給料日にしよう♪」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年3月27日16時に執筆

こんにちは。今回は私自身が設定している唯一絶対のルールである「持ち越しなし」について書いていきます。勝てない日々が続くという方はきっと思い当たる節がある内容だと思います。

あくまでこのレポートは勝てずに苦しい思いをしている人向けに作成しております。ご了承下さい。また、今回に関してはルールを設定する行為を否定するものではありません。ルールを設定しても守れない人のための対処法です。


■なぜ持ち越しをしないのか~その1~

持ち越しには大きな魅力と大きなリスクがあります。それはすなわち大勝ちの可能性と大負けの可能性ということになります。そしてそれを決める要素は欧州、米国市場などの外部要因、もしくは「GOOD IR(ポジティブなリリース)」や「BADIR(ネガティブなリリース)」ということになります。

運も実力のうちと言われればそれまでですが、こうした外部要因や企業のリリースまで予想して持ち越しをしろというのはあまりに無理があります。数日以上持つつもりのスイングであれば別ですが、翌朝の株価を見越した持ち越しに関しては非常に難しいと思ったからです。

■~その2~

翌朝、株価が上がって始まる期待を込めて持ち越したとします。そして期待どおりにギャップアップし、3万円の利益が乗ったとしましょう。では、そこで売ることができますか?私は多くの人が売れないと思います。なぜならこう考えるからです。
「この3万円の含み益を担保に利益を伸ばそう」
もちろん悪い考えではありません。事実、そのように利益を伸ばせる人こそ億トレーダーとなる可能性があるのだと思います。

以前も申し上げたように私のレポートは毎日コツコツと勝ち続けられるようになるためのものです。ですからこのように夢を持つスタイルを否定する形になってしまうことをお許し下さい。決してやり方を否定しているわけではないのです。

私自身もそうやって大勝ちをしたい、してみたい!そう思うのも事実です。しかしながら、過去のレポート「あなたはどんなトレーダーになりたいですか」にあるように、コツコツ勝ち続けるスタイルと、大勝ちを身上とするスタイルは共存できないのです。両方のいいところを取ろうという強欲な考え方は駆逐されるのです。ですから私は生き残れる確率の高い方ということでこのコツコツ型を選んでいます。

話を戻します。そのように考え、売れないことで、どんどん長持ちするクセがついてしまいます。長持ちすればするほど、それは運の要素を含んでいくということです。大事なのは運の要素を極力排除した状態で勝ち続ける力をつけることです。

それに、そのように先延ばし先延ばしとするクセは、デイトレードで毎日を給料日にするうえで、非常に厄介な部分となりかねません。

■その持ち越し本当に予定どおりですか?

ここが肝です。本当に大事な部分です。「この引け方なら明日の朝は上から始まる!」そう思う引け方って人それぞれあると思います。ですからそういう理由の持ち越しまで否定するつもりはありません。しかし、絶対にいけない持ち越しがあり、そしてそれをしている人は、過去の私自身も含め、実は多いという事実があります。

それは…デイトレで始末するつもりで買ったのに、思わぬ額の含み損になり、ロスカットしたくないから持ち越しする、というパターンです。経験ありますよね。これ、直そうと思ってもなかなか直せません。

デイトレードをするつもりが持ち越しになる。完全に予定が違いますよね。それで翌日、もしくは数日後に助かって何の意味があるのでしょうか。確かにお金は減りません。ですが、10回あって9回助かったとしても、残る1回でそれ以上の金額の負けになっていませんか。そして助かった9回にしても、大きな勝ちなんかではなく、買値まで戻ってのやれやれ売り、もしくは少し上での撤退ではありませんか。

私自身もこういうことをしていました。ですが、これを客観的に見た時、なんて愚かなことをしているんだろう、と驚愕しました。デイトレードで稼ぐのを目的としているのに、資金を拘束されてまで持ち越し。そしてお祈り。お祈りが成功しても損がなくなるだけ。お祈り失敗で超絶大損の可能性もある。これをいつまでやるつもりか、と。

これを克服するためには持ち越しを一切しないと決めねばならないと思いました。仮にデイトレで勝ち続ける力がついても、時々このイレギュラー持ち越しが出てしまうのであれば、1回2回で数ヶ月分の努力が吹っ飛んでしまう可能性もあります。

絶対に持ち越しをしないのであれば、どんなに損を先延ばしにしたくても、1日で終わります。どんなにひどい相場でも15時には終わるのですから、どんなに売れずにうじうじ引っ張ってもその時間までの損で限定してくれるのです。

ロスカットができないというのとつながる部分もあると思います。この予定外の持ち越しやロスカットできない病を直せない限り、勝ち組デイトレーダーになることは不可能だと思います。目先の損を嫌って大損に発展させないで下さい。

「切るは一時の恥、切らぬは一生の恥」です!

いかがだったでしょうか。負け組から勝ち組になるためには大きな変化が必要ですし、その大きな変化、決断にはきっかけが必要です。今回の内容に思い当たる節がある方は、是非今日、この時をきっかけに「予定外の持ち越し」をキッパリやめてみて下さい。きっと世界が変わりますよ!


今回はここまでですが、私の個人ブログは「デイトレードで毎日を給料日」と検索すると出てきます。そこでは株で勝つための考え方をもっと詳しく書いてありますので是非ご覧になって下さい。

次回はいよいよ、私の使っている具体的な手法について触れていこうと思います。楽しみにしていて下さい。

あくまで私個人が勝てるようになった経緯に基づいた個人的な意見になります。参考になるという方もいれば、参考にならない方もいらっしゃると思います。

どんな人にも面白いと思ってもらえるような記事作りに励んでいきたいと思いますのでよろしくお願いします。

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執筆者名:R
ブログ名:デイトレードで毎日を給料日にしよう♪


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情報提供元: FISCO
記事名:「 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家R:持ち越しを絶対にしない理由