メディカル・データ・ビジョン<3902>は12日、2017年2月1日に子会社を設立すると発表した。同社が独自に保有する診療データベースを活用してOTC医薬品・H&BC製品を製造販売する。

従来、OTC医薬品やH&BC製品分野においては、物販データやアンケートなどから生活者ニーズを汲み取るが、情報バイアスや購買者と使用者のギャップが発生するという課題が残る。その結果として、生活者に対して適切な商品が届けられていない事例が見受けられるという。

新たに設立する子会社では、メディカル・データ・ビジョンが独自に保有する国民の8人に1人に相当する規模のMDV大規模診療データベースを活用し、本質的なニーズを汲み取った商品を、主にはドラッグストアを通じて生活者へ提供する。

同社はすでに、OTC・H&BC企業に診療分析データを提供しているが、子会社が自らマーケティングを行うことで、患者が今必要としている商品をスピーディに提供することが狙い。出資比率はMDV100%。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 MDV---子会社設立、大規模診療データベースを活用したOTC医薬品・H&BC製品の製造販売